スマホ決済やAI応用など、今や新しいビジネスモデルのネタ元として注目されつつある中国。だが中国法研究者の高橋孝治氏は、「中国と日本では『法治』のあり方が根本的に違う。日本のやり方は中国ではうまくいかず、中国のやり方は日本ではうまくいかない」と分析する――。 日本市場における新しいビジネスのヒントを、中国に求める企業家が増えつつあるが――。北京市内を走る、食事配達サービスの電動自転車。※写真はイメージです(写真=iStock.com/Spondylolithesis) 中国は新ビジネスの「ネタ元」になりうるか 他国で成功しているビジネスモデルをいち早く自国市場で展開し、先行者利益を上げる「タイムマシン経営」。この言葉を生み出したソフトバンクの孫正義社長がそうだったように、日本の企業家にとって新しいビジネスのネタ元はたいていアメリカだった。 だがここにきて、中国にビジネスのヒントを探す動きが出
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