トヨタ自動車とスズキは12日、環境や安全、ITなどの分野で業務提携の検討を始めると発表した。自動運転技術などに巨額の投資を続ける体力が限られるスズキと、自社開発の技術の影響力を広げ、欧米メーカーや自動車市場に参入するIT企業に対抗したいトヨタの思惑が一致した。 トヨタの豊田章男社長とスズキの鈴木修会長が同日、都内で記者会見して発表した。両トップとも「自動車産業を巡る技術環境は大きく変化している」と強調。業務提携の具体的な中身は今後話し合うが、「良品廉価の車づくりでは行き詰まる」(鈴木会長)との危機感が提携検討の背景といい、プラグインハイブリッド車(PHV)などの電動化技術や、自動運転に欠かせない人工知能(AI)などでの協力が中心になるとみられる。スズキは軽自動車で3割のシェアを持つが、先進技術の開発では出遅れており、トヨタから技術の提供を受けたい考えだ。昨年、独フォルクスワーゲン(VW)と

