仏南部マルセイユの博物館、コスケール・メディテラネで公式公開前に披露されたコスケール洞窟のレプリカ(2022年6月1日撮影)。(c)Nicolas TUCAT / AFP 【6月11日 AFP】フランス南部マルセイユ(Marseille)にある博物館、コスケール・メディテラネ(Cosquer Mediterranee)で、海底の洞窟壁画が残るコスケール洞窟(Cosquer Cave)のほぼ実物大のレプリカが公開されている。先史時代の海洋生物を描いた洞窟壁画があるのは、世界中でコスケール洞窟だけだ。 マルセイユ東部にはカランク(Calanque)と呼ばれる入り江を囲む石灰岩の絶壁があり、コスケール洞窟はその海面下37メートルに広がっている。壁に約600点の絵や記号などが残されていることから、「海底のラスコー洞窟(Lascaux Cave)」とも呼ばれている。 全長130メートル以上の天然の岩