べらぼうな金持ちと結婚した。 みんながいくら稼いでるか知らない。 とにかく私にとってはべらぼうな金持ちだ。 年収1000万すら「なにそれ?」な私にとっては 年収億超えはべらぼうな金持ちである。 本当に偶然出会って、なぜか知らないがめちゃくちゃ好かれて、 私も好きになっちゃって、結婚することになった。 もてあそばれてるんだろな、と思って最初は軽い気持ちで受け流していたが、あれよあれよと同棲だ、入籍だ、寿退社だ、の流れだ。 だかしかしbut 内心の劣等感というか、そういうのがすごい。 私はべらぼうな貧乏だった。 ご飯と言えばインスタントの味噌汁と定期的にまとめて炊く冷凍ごはんだった。 電車賃がもったいないから2駅なんて全然歩く。 会社の自動販売機にある120円のコーヒーが買えない。 ご飯が食べられなくて1か月で10キロ近く落ちるなんてザラ。 一般事務、年収200いかないような完全なる貧困層だっ