大会中、国立競技場で取材後、渋谷駅まで歩いた。深夜にもかかわらず、路上飲みがあちこちで行われ、一部の店では人々が密になって酒を飲んでいた。歩く人の3割程度はマスクをしていなかった。連日、日本人選手のメダルラッシュがニュースを埋め尽くしており、緊急事態宣言下でも、市民が危機感を抱けなかった。 開会式当日、東京都の新型コロナ新規陽性者は1359人だったが、大会中に5000人超まで増えた。選手・大会関係者の陽性も累計400人を超え、直接、間接を問わず保健医療に負担を与えた。大会閉幕後も苦しみは続く。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(78)が五輪閉幕から一夜明けた9日、都内で報道陣の取材に応じた。 【写真】緑じゃない!?閉会式で見せた小池知事の豪華な勝負着物 五輪を終え「始まってみると、あっという間だったが、14年からの7年半の準備期間は大変長く感じた。道のりの中でたくさんの困難に直面したが、1つ1つ解決して、山や谷をいくつも越えた。感慨深い」と、安堵した様子で話した。 大会中、アスリートから「開催していただいて感謝します」との声をもらったといい。「本当に感激した。世論も開催してよかったという意見が増えてきたと理解している。滅多にない人類の危機の中で開催の是か非かが問われた。色んな検討をしたが、我々としてはコロナを抑制できれば開催できると判断した。大きな観点からみれば、コロナ対策が機能した」と評価。「やればできる。コロナ対策を講じながら開催したことの意義。人々にも勇
東京五輪は8日に全競技を終えて閉会式を迎えたが、日本選手団は同国史上最多となる27個の金メダル、および58個の総メダル獲得数を記録した。写真は金メダルを獲得した野球の選手たち。横浜で7日撮影(2021年 ロイター/Issei Kato) [東京 8日 ロイター] - 東京五輪は8日に全競技を終えて閉会式を迎えたが、日本選手団は同国史上最多となる27個の金メダル、および58個の総メダル獲得数を記録した。 金メダルの獲得数は1964年東京五輪、2004年アテネ五輪の16個が過去最多だったが、これを大幅に更新。銀、銅メダルも会わせた総メダル数も前回の16年リオデジャネイロ五輪の41個を大きく上回った。
東京・世田谷区の電車内で、乗客10人が刃物で切りつけられるなどして重軽傷を負った事件で、逮捕された男の高校の同級生が、FNNの取材に応じ、卒業後に会った際、「仕事にはつかず、ナンパ師をしている」などと話していたことがわかった。 この事件は6日の夜、世田谷区内を走行していた小田急線の車内で、男が、女子大生(20)の胸など7カ所を刃物で刺したうえ、刃物を振り回すなどして、男女あわせて10人がけがをしたもの。 この事件で、殺人未遂の疑いで逮捕された対馬悠介容疑者(36)の高校の同級生が、FNNの取材に応じた。 高校の同級生「卒業してからは、たぶん2~3回会ったぐらい。その時(会った際)は、仕事してなくて、職業・ナンパ師って言ってました。三軒茶屋駅とかでナンパするのが好きって言ってて、女子高生とか。度胸を試している部分もあり、成功率は低いけど、やり続けると」 対馬容疑者は、調べに対し、「大学のサー
東京五輪の閉会式が8日に行われ、開閉会式のエグゼクティブプロデューサーを務めた日置貴之氏らが閉会式後に会見。同氏は「事故もなく閉会式を迎えられたことをうれしく思っている。いろんなことがあった1か月、力を合わせてみんなで大きな船を目的地までにたどり着けることができた。関わったスタッフの一生懸命良いものを作ろうという思いの結晶。まずはホッとしている」と語った。 【写真】SNSが沸いた!閉会式の日本国旗がハートマークに! 閉会式は選手の入場後、「東京スカパラダイスオーケストラ」の演奏でスタートした。振付を担当した平原慎太郎氏はコンセプトを大会全体と同じ「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と調和)」に設定したと説明。ダンスやパフォーマンスは「とにかくカオスを作ろうとした。自分の中で社会はカオスだろうというのがあって、その中で秩序を見いだすのも社会の取り組み。まずカオスを作り、それを秩序化させ
さいとう・こうへい/専門は経済思想、社会思想。新書大賞の『人新世の「資本論」』(集英社新書)は32万部のベストセラー(撮影・露木聡子氏、斎藤さん提供) コロナ下で強行開催された東京五輪が8月8日、最終日を迎えた。コロナ対策だけでなく、数々の問題が噴出した五輪だった。失敗の根本原因は何か。経済思想家で大阪市立大学大学院経済学研究科准教授の斎藤幸平氏が本誌に寄稿した。 【写真】まるで「居酒屋のユニホーム」?酷評された東京五輪表彰式の衣装はこちら * * * コロナの感染拡大を心配する多くの人々が反対の声をあげていたにもかかわらず、強行開催された東京五輪。その危惧どおり東京の医療は崩壊し、「今回の五輪はコロナのせいで失敗した」という認識が広がっている。 だが、五輪の失敗はコロナのせいだろうか。そうした側面もあるとはいえ、失敗の根本原因は別のところにある。問題の本質は、資本主義がスポーツを金儲
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