インドのアッサム州と言えば、紅茶の原産地として有名だ。州都グワハティから240キロの距離にあるアッサム州北部のソニトプル地域の村で、謎の伝染病が発生した。この村では、村人たちのほとんどが茶のプランテーションに従事しているが、多くの村人たちが病気に苦しまされ、うち2人が亡くなった。 当ブログでネタ元にすることの多い、あの南アですら、正体不明の病気が発生したときは、このような西洋医学的アプローチがとられている。 だが、西洋文明の圏外で暮らしている人たちもこの地球上にはまだたくさんいる。この村の住人たちもそうだった。彼らは、インド先住民と言われるサンタル族に属しており、魔法、黒魔術、妖術の力を信じている人たちである。 彼らは、伝染病も病原体が引き起こすものだとは考えない。誰かが魔法をかけたせいだと考える。 そして、その槍玉に上がったのがアミル・ムンダという60歳の男性とその家族だった。村内裁判が