数年前に「国民総背番号制」の導入が検討されましたが、反対が多く実現しませんでした。 その後、住民基本台帳ネットワークシステム(以下、住基ネット)が作られました。しかしこれについては、自分の番号を知らない人も多いのではないでしょうか。 住基ネットが普及しない理由は、この番号を知らなくても特に生活上困ることがないからです。 米国の社会保障番号のように、国民の ID として、銀行口座を開く、学校に入学する、資格試験を受ける、就職する、納税する、部屋を借りる、車や不動産を買う、年金を受け取る、医療保険を利用する、など、様々な機会に必要となれば、一気に普及するはずです。 住基ネットの構築にあたっては、相当な税金が使われており、「作ってみたけど、みんなあんまり使いませんでしたね、あはは」ではすみません。 この巨大なシステムの構築費って何十億、いや何百億円なんでしょう?「そのために使われた税金は国民一人