それは啓蒙活動。 職場の意識を変えたい。 自分のためにも、みんなのためにも。 “グローバルなプロフェッショナルファーム”とういのが私がいま所属するファームの決め文句だ。 嘘ではない。 だが、内実は非常にドメスティックな人材の宝庫となっている。 確かにグローバルネットワークはある。しかしながら日本の地方の事務所には人材交流もなければグローバルな仕事はほとんどない。英語で書かれた横文字のロゴの名刺を配りながら、皆転勤がないのをいいことに家を買って”土着”している。 そんな組織には当然のように昔ながらの日本的文化が根付いている。 仕事第一の発想は言うまでもない。 会議は夜に行われるのが普通、休日出勤が常態化した人々、徹夜して働くと英雄扱いetc. 彼らは家族や生活を大事にすると効率が上がりさらに時間が生まれるという当たり前の法則に気づいていない。当然のように奥さんに家事を押し付け、子ど