印刷 2010年10月の国勢調査をめぐり、愛知県東浦町で人口が水増しされた可能性があると、総務省が町に指摘していたことがわかった。同省の調査によると調査票に居住実態のない世帯が記入されたり、同居人が付け加えられたりした例が少なくとも90人分にのぼった。一方、町は「不正はなかったと考えている」と主張している。 ■町は捏造否定 東浦町は自動車関連や木材加工などの製造業が盛んな地域で、名古屋市のベッドタウンにもなっている。前町長の井村徳光氏(76)が市への昇格を目指し、08年4月に市制準備室を設けた。人口は昇格に必要な5万人に達するとみられていたが、08年秋のリーマン・ショックを契機に外国人労働者の帰国が続いた。こうした状況を経て実施されたのが10年10月の国勢調査だった。 購読されている方は、続きをご覧いただけます関連リンク日本人の人口1億2535万人、減少に転じる 国勢調査(11/10/