エイプリルフールの2013年4月1日、個人情報/プライバシーの保護に関連した2つのニュースが飛び込んできた。1つは、NTTグループが計画していたインターネット利用実態調査が中止されたというニュース(関連記事)。もう1つは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が運営する佐賀県武雄市の「武雄市図書館」がオープンしたというニュースである(関連記事)。 NTTグループの調査は、NTT東西地域会社のインターネット接続サービス「フレッツ光」およびNTTドコモのユーザーを対象に、Webの閲覧情報や利用端末情報を調べようとするもので、「今後のお客さまサービスの向上に向けた多様な端末環境におけるブロードバンドのご利用状況の客観的把握」と「多様な端末環境における情報収集技術の開発と検証」を目的としていた(NTTグループの発表資料より引用)。 中止になった理由は「取得する情報の範囲が不明確でプライバシー