ブラジル デモ激化 W杯は「金の無駄遣い」開催に反対の声 15日、ブラジリアの国立競技場前で警官隊に催涙ガスを浴びせられ顔を覆うデモ隊の学生 Photo By 共同 ブラジルで、最大都市サンパウロの公共交通の運賃値上げをきっかけにした抗議デモが各地に飛び火し、過激化している。15日(日本時間16日)には、サッカー・コンフェデ杯開幕戦で日本とブラジルが対戦した首都ブラジリアの国立競技場前に約1000人が集結し、同大会や来年のW杯開催に反対。大会運営への影響を懸念する声も出始めた。 ブラジリアでは、若者らが「コンフェデ杯より教育の充実を」と主張。来年にブラジルで開催されるW杯についても「金の無駄遣いだ」「W杯より医療と教育に金をくれ」などと批判するプラカードが掲げられた。 警官隊の制止を振り切って競技場まで行進し、催涙ガスで目を負傷した学生も。CNNによると、デモ隊からは「ファシスト警察め