【ロンドン=土佐茂生】6日に投開票された英国の総選挙で、英中部ランカシャー州に住む14歳の少年が投票していた。英国では選挙権は18歳からだが、手違いで投票権が与えられ、「チェンジが必要だ」と第3党の自由民主党に投じたという。ただ、後に発覚して無効となった。 英紙ガーディアンによると、投票したのはアルフィー・マッケンジー君。数カ月前にアルフィー君の姉が、選挙人登録の確認に来た人を国勢調査員と勘違いして家族全員の名前を伝えたため、誤ってアルフィー君にも投票権が与えられたという。 政治に関心があるアルフィー君は、年齢がばれないようトレンチコートを着てめがねをかけ、投票所に入ったという。「英国にはチェンジが必要。自民党のクレッグ党首に比例代表制導入を果たしてほしい」との思いから自民党の候補者に印をつけた。 後日、中学校の先生に打ち明けたところ問題になり、教頭が警察に通報して投票は無効になった