生存者の高校生の積極的な活動で、銃規制をめぐる運動は過去にないほど広がっている Colin Hackley-REUTERS <生き残った学生が銃規制の議論を動かせたのは、全米で失われゆく「課外授業」の成果だった> 銃乱射事件から2週間たった2月28日。現場となったフロリダ州のマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校では、ようやく授業が再開された。 だが同日、共和党のマルコ・ルビオ上院議員(フロリダ州)は生徒たちを激励するどころか、「傲慢とうぬぼれ」に「感染した」と非難。州議会は教師を含む学校職員に校内で銃を隠し持つ許可を与える案を検討し、共和党連邦議員らは銃規制を望む声に背を向ける。一見、アメリカは今回の事件をもってしても何一つ変わらないようだ。 だが、そうとばかりもいえない。事件を生き延びた生徒たちが、ソーシャルメディアを駆使し、銃規制に関する議論を変革しつつある。 さあ今こそ、アメリカ