茂原市長選で初当選を果たし、バンザイをする市原淳氏(中央)=茂原市で2024年4月21日午後10時16分、松尾知典撮影 任期満了に伴う茂原市長選は21日、投開票され、元千葉県議の新人、市原淳(あつし)氏(47)が、現職の田中豊彦氏(71)を破り、初当選を果たした。当選を決めた市原氏は選挙事務所で支援者を前に「現職との厳しい戦いで、(選挙)期間中は不安になることもあったが、日を重ねるごとに温かい言葉をもらうことができた。良い街になったと言われるように精いっぱい頑張る」と笑顔で話した。 選挙戦は、自民党県議経験者2氏の一騎打ち。同県連は両氏の推薦を見送り、公明党県本部も自主投票にした。保守系を中心に市議をほぼ二分する激しい戦いになった。 市原氏には、自民の石井準一参院議員や臼井正一参院議員、石破茂衆院議員らが応援に駆けつけた。告示前の県政報告会には熊谷俊人知事を招き、県とのパイプを強調した。