クルーグマンがブログとコラムで立て続けに,下記の研究を紹介して議論を展開している: Angus Deaton and Anne Case, "Rising morbidity and mortality in midlife among white non-Hispanic Americans in the 21st century," PNAS,2015. ブログで引用しているグラフがわかりやすい: 中年(45~54才)のあらゆる死因を含む 100,000 あたりの死亡数の推移を示している.他のフランス・ドイツ・イギリス・カナダ・オーストラリ・スウェーデンが同じように低下傾向を続けているのに対して,アメリカの白人(ヒスパニックを除く)を示す赤線が上昇を続けている.また,これには労働参加率の低下など,社会的葛藤を示す傾向もともなっているんだそうだ. これにいちばん近い事例は,共産主義崩壊後