衆院選で台風の目となっている石原慎太郎・前都知事と橋下徹・大阪市長が率いる日本維新の会が県内選挙区でも2、5、9区に候補者擁立を発表した。人気の高いトップ2人を前面に出した戦いが予想されるだけに、選挙戦の構図を大きく変える可能性がある。 維新が1次公認したのは2区に医師で医療ベンチャー企業家の中田敏博氏(44)、5区に元衆院議員秘書で元東京都江戸川区議の木村長人氏(48)、9区に元自民党県議の西田譲氏(37)の新顔3人。4区でも公認予定だったが、別の選挙区に変更することになり、2次公認以降での発表で調整しているという。 中田氏と木村氏は、みんなの党の公認を受け、各選挙区で準備を進めていた。だが、党に無断で「日本維新の会」の公募に応募していたことが今月上旬に判明。みんなは両氏を選挙区支部長から解任していた。 西田氏は八千代市(=千葉2区)が基盤。県議1期目だった10年に八千代市長選に無