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ブックマーク / www.iwate-np.co.jp (11)

  • 看護師離職相次ぐ 県立遠野病院、働き方改革が背景に | 岩手日報 IWATE NIPPO

    「職員が減って仕事が増え、心身とも疲労困憊(こんぱい)。自分も家族も守れないと怖くなった」。遠野市の県立遠野病院(郷右近祐司院長)を退職した看護師から、紙特命記者取材班に悲痛な声が届いた。取材を進めると、昨年4月からの1年半で少なくとも15人の看護師が辞めたことが判明。複数の退職者が「働き方改革による労働環境の悪化」を離職理由に挙げた。働き方を改善しながらいかに医療の質を保つか-。現場の葛藤が浮き彫りとなった。 同病院は、市内唯一の総合病院。関係者によると、看護師数は近年120人程度で推移してきたが、昨年度中に定年退職を除く10人余り(臨時職含む)、今年9月末までにさらに数人が辞めた。近年にないペースという。 背景には、同病院が昨年度から進める働き方改革がある。その目玉の一つが「外来と病棟看護の一元化」。担当がある程度固定されていた従来の働き方に比べ、看護師がローテーションでさまざまな持

    看護師離職相次ぐ 県立遠野病院、働き方改革が背景に | 岩手日報 IWATE NIPPO
  • 内心の自由か捜査か 県内図書館利用者情報の警察照会 | 岩手日報 IWATE NIPPO

    県内の公立図書館が警察から任意捜査で利用者の情報を求められたら、提供するのか、拒否するのか―。岩手日報社の調査によると、今後照会依頼があった場合、県立図書館と全33市町村中22市町村の公立図書館が「提供しない」とした一方、北上、葛巻の2市町は「提供する」、花巻市など9市町村が「状況に応じて判断する」と回答した。全国的に提供する例が増加する中、憲法が保障する「内心の自由」を守ろうとする図書館側と捜査機関のせめぎ合いが続いている。 盛岡市の県立図書館(小田島正明館長)は、個人情報保護条例や日図書館協会の「図書館の自由に関する宣言」などを根拠に、「提供しない」と回答。そもそも貸し出し履歴などを記録しないシステムとし、情報管理を徹底している。 「提供しない」と回答した22市町村の公立図書館も、同宣言や同条例のほか、地方公務員法の守秘義務などを根拠に挙げた。大船渡市立図書館の金野優子館長は「どのよ

    内心の自由か捜査か 県内図書館利用者情報の警察照会 | 岩手日報 IWATE NIPPO
    emiladamas
    emiladamas 2019/07/09
    ”今後照会依頼があった場合、県立図書館と全33市町村中22市町村の公立図書館が「提供しない」とした一方、北上、葛巻の2市町は「提供する」、花巻市など9市町村が「状況に応じて判断する」と回答した”
  • Suica普及“鈍行” 県内JR各駅改札 | 岩手日報 IWATE NIPPO

    「盛岡駅の改札でなぜSuica(スイカ)が使えないのか」との疑問が取材班に寄せられた。JR東日のスイカなど全国の鉄道で交通系ICカードのサービスが広がる中、県の在来線で使えるのはJR一ノ関駅と平泉駅のみ。盛岡駅などでは導入のめどが立っていない。同社は膨大な工費に見合った投資効果が見込めない現状を理由に挙げている。 改札口の機器にカードやスマートフォンをタッチするだけで支払いが済むスイカの利便性は高く、広く定着してきた。県内ではスイカを駅内のコンビニ店で購入でき、買い物の支払いなどには使えるが、在来線で使えるのは一ノ関、平泉の両駅のみだ。2014年に宮城エリアから拡大される形で実現した両駅の17年度の乗車人員は1日平均4878人。盛岡駅は約3・5倍の1万7957人だが、導入の動きはない。 JR盛岡支社は「費用対効果が見込めない」と主因を説明する。同駅に専用機器を備えるとなれば、盛岡-平泉

    Suica普及“鈍行” 県内JR各駅改札 | 岩手日報 IWATE NIPPO
    emiladamas
    emiladamas 2019/06/08
    本県の在来線で使えるのはJR一ノ関駅と平泉駅のみ。盛岡駅などでは導入のめどが立っていない
  • ななっく6月2日閉店 盛岡、解体し再開発を検討 | 岩手日報 IWATE NIPPO

    盛岡市中ノ橋通の商業施設Nanak(ななっく、早瀬恵三社長)は28日、6月2日に閉店すると発表した。売り上げ不振に加えて老朽化した建物の維持費で赤字が続き、親会社の経営悪化も重なって継続困難になった。建物は解体し、商業施設とホテル、マンションなどを備えた複合施設への再開発を検討している。 ななっくは旧中三盛岡店の後継として2012年10月開業。東京商工リサーチ盛岡支店によると、14~17年2、3月期には年間30億~35億円の売上高を計上していた。しかし、客足は伸びず、テナントの撤退が相次いだ。築50年以上がたつ店舗の維持費がかさみ、関係者によると年間1千万~2千万円ほどの赤字に陥っていた。耐震工事の必要性も指摘されている。

    ななっく6月2日閉店 盛岡、解体し再開発を検討 | 岩手日報 IWATE NIPPO
  • 若き運転士、三陸鉄道担う 2人が操縦者試験合格

    三陸鉄道(宮古市、中村一郎社長)の運転士候補生沼崎龍聖(りゅうせい)さん(20)=久慈市門前=と宇都宮聖花(せいか)さん(22)=同市崎鍬ケ崎=は、鉄道の動力車操縦者試験に合格し、7日に仙台市の東北運輸局で運転免許証の交付を受ける。被災した古里の一助となるため研修を重ね、つかんだ悲願の合格。2019年にJR山田線(宮古-釜石間)が移管され日一長い三セク路線となる三鉄と、被災地の未来を乗せて三陸海岸を走る。 沼崎さんが山田中2年の時に、東日大震災が発生。壊滅状態だったJR山田線陸中山田駅(休止中)周辺の町中心部は災害公営住宅や商店が完成し、にぎわいを取り戻しつつある。移管後は古里で運転する可能性もあり「新しい路線の特徴を覚えねばならないが、走ってみたい」と、運転席からの街並みを思い描く。 三鉄歴代2人目、11年ぶりの女性運転士となる宇都宮さんは、3年間務めた西武鉄道(埼玉県所沢市)を退社

    若き運転士、三陸鉄道担う 2人が操縦者試験合格
  • 声優ユニット、被災地支援へ熱唱 盛岡でコンサート

    仙台市を拠点に活動する7人組声優ユニット「Wake Up,Girls!(ウェークアップガールズ)」は26日、盛岡市盛岡駅西通のマリオスで、昨年の台風10号豪雨の被災地を支援するチャリティーミニコンサートを開いた。 県内外から約900人が参加。同ユニットが出演するCM曲「HIGAWARI PRINCESS」など10曲を熱唱した。 メンバーで盛岡市出身の奥野香耶さんは「初めて岩手で歌えてうれしい。一緒に東北を盛り上げていきましょう」と呼び掛けた。 イオンリテール東北カンパニー(仙台市)の体験型の福袋企画。チケットの売り上げの一部や寄せられた募金は、岩泉町や久慈市への義援金に充てる。 【写真=チャリティーミニコンサートで熱唱した奥野香耶さん(右から3人目)らWake Up,Girls!のメンバー】

    声優ユニット、被災地支援へ熱唱 盛岡でコンサート
  • 労働力不足に外国人採用の動き 北上、数百人規模か

    大型の企業誘致が続く北上市の労働力不足を補うため、今春から日系ブラジル人ら大勢の外国人が同市の工場などで就労することになりそうだ。企業側は具体的な計画を明らかにしていないが、市内では既に外国人の人材派遣会社が労働者の住居確保に動きだした。市は派遣人数が数百人に上る可能性もあると想定。言葉の問題をはじめ外国人との共生に向けた環境整備は急務で、日系人の多い県外の市を視察するなど対応を急いでいる。 外国人の活用を検討しているのは、同市相去町の北上南部工業団地で5月末の操業開始を予定するセブン-イレブン・ジャパン関連の品製造業ヒガシヤデリカ(東京都板橋区、江戸龍太郎社長)。同社はパートら約300人を求人。岩手工場準備室の越橋満室長は「採用は想定に比べ順調だが、夜勤など集まりにくい時間帯もある。中高年女性らに働きやすさをアピールして発掘に努めているが、万一足りない場合は外国人の活用もあり得る」と話

    労働力不足に外国人採用の動き 北上、数百人規模か
  • 大槌で「交配種」イトヨ確認 津波で生態系変化

    津波で甚大な被害を受けた大槌町中心部の須賀町、栄町周辺の水たまりや水路に生息するイトヨに、同町大槌の源水川に生息する町指定天然記念物の淡水型(陸封型)と海と川を回遊する遡河型(降海型)の交配種がいることが4日、分かった。専門家は津波の影響で生態系が変化した世界的にも希有な例として調査を進める方針だ。 同町でイトヨの生態調査を続けてきた岐阜経済大地域連携推進センターの森誠一教授(進化生態学・保全生態学)が、町役場仮庁舎での町幹部職員との情報共有会で発表した。 森教授は昨年7月、須賀町、栄町両地区周辺の破断した水路や水たまりにイトヨが生息していることを確認。体形などから遡河型と見ていたが、同年10月に行ったDNA調査の結果、両地区周辺に生息する数割が淡水型と遡河型の交配種であると確認した。 津波によって源水川から同地区に運ばれてきた淡水型と、小鎚川などから市街地に入り込んだ遡河型が交配したとみ

  • 朗読CDで被災地応援 首都圏の県人声優らが寄贈

    emiladamas
    emiladamas 2011/09/09
    八幡平市出身の声優平野正人さん…ら首都圏の有志が、童話や昔話を朗読したCD「おはなし花ばたけ」を被災地に…金ケ崎町出身の声優桑島法子さんが朗読する宮沢賢治の「注文の多い料理店」など19話を収録
  • 魚の腐敗臭、何とかして 陸前高田の住民不安

    Tweet 陸前高田市気仙町の上長部地区で、住民が魚の腐敗臭に苦しんでいる。魚は津波で破壊された水産加工会社の冷蔵庫から流れ出たサンマやサケなど。東日大震災発生から2カ月以上過ぎた今もがれきが邪魔をし、広範囲に散乱した魚の撤去や消毒が進んでいない。大量に発生したハエが近くの避難先に入り込むなどし、衛生面に対する住民の不安が高まっている。 上長部地区は現在約100人が暮らす。地区に程近い冷蔵庫は津波で壁などが壊れ、鉄骨むき出しの無残な状態。流れ出たサンマの入った箱などが、手が届かないがれきの下や住宅1階の屋根の上などあちこちに散乱したままで、冷蔵庫から1キロ以上先まで広がっている。 気温が上昇する日中には、むせるような腐敗臭が漂う。4月末ごろから発生するようになったハエの「被害」も深刻。腐敗したサンマをひっくり返せば、わき出るようにウジがうごめく。 散乱した魚の回収作業は、ゴールデンウイー

  • 津波研究者、九死に一生 大船渡の山下さん

    Tweet 「想像をはるかに超えていた。津波を甘く見ちゃいけない…」。大船渡市三陸町綾里の津波災害史研究者、山下文男さん(87)は陸前高田市の県立高田病院に入院中に津波に遭い、首まで水に漬かりながらも奇跡的に助かった。これまで津波の恐ろしさを伝えてきた山下さんですら、その壮絶な威力を前に言葉を失った。「全世界の英知を結集して津波防災を検証してほしい」。声を振り絞るように訴えた。 「津波が来るぞー」。院内に叫び声が響く中、山下さんは「研究者として見届けたい」と4階の海側の病室でベッドに横になりながら海を見つめていた。これまでの歴史でも同市は比較的津波被害が少ない。「ここなら安全と思っていたのだが」 家屋に車、そして人と全てをのみ込みながら迫る津波。映像で何度も見たインドネシアのスマトラ沖地震津波と同じだった。 ドドーン―。ごう音とともに3階に波がぶつかると、ガラスをぶち破り一気に4階に駆け上

    emiladamas
    emiladamas 2011/04/10
    「津波が来るぞー」。院内に叫び声が響く中、山下さんは「研究者として見届けたい」と4階の海側の病室でベッドに横になりながら海を見つめていた。(…)「ここなら安全と思っていたのだが」
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