先月久しぶりに日本に帰国し、以前東京に住んでいたときのように、用事はほぼすべて自転車で移動して足していました。けれど久しぶりに東京都心部を走って痛感したのは、自転車を駐輪できるスペースが「極端に少ない」ことです。オリンピックに向けて自転車の活用を促進するという東京都のこと、どこかに駐輪場が整備されつつあるのかもしれませんが、たまにしか自転車に乗らない人や旅行者にわかりにくい状態では存在しないも同じことです。 住宅街にポツンとある酒屋さんと、その前に1つだけ敷設されている駐輪ラック。そこに用がある人がいそうなところに駐輪スペースを、というポリシーの実践例 Photo: Yoko Aoki 駐輪設備に特化した企業「サイクルフープ」が製造運営している、乗用車を形どったフレームに自転車ラックを合わせた可動式の自転車ラック。乗用車1台のスペースで自転車なら10台が駐輪可能、商店街により多くのお客を呼