京セラ製の太陽光発電システムを、1千人のヤクルトレディーが栃木、群馬、茨城の3県で売り込んでいる。約10万軒の顧客網を使い、顔なじみの主婦らに口コミで太陽光発電の魅力を伝える。警察と連携してヤクルトレディーが防犯チラシを顧客に配る例は多いが、太陽光発電の販売を手がけるのは極めて珍しい。 3県でヤクルト飲料などを販売する「両毛ヤクルト販売」(栃木県足利市)が今春、京セラの太陽光発電システムを扱うフランチャイズ(FC)店を設立した。対面販売が原則の同社のヤクルトレディーに、太陽光発電のチラシを顧客に手渡してもらっている。 京セラによると、FC店は全国に155店あり、同社の太陽光発電システムの売上高の3分の1を占めるという。(榊原謙)