【パリ=谷悠己、ワシントン=浅井俊典】サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、23日に日本が強豪ドイツに勝利したことを欧米メディアも称賛や衝撃とともに伝えた。 フランス紙レキップの電子版は、ドイツに圧倒されながらも逆転した日本の戦いぶりを「ドーハに雷が落ちた」と表現。得点した堂安律、浅野拓磨両選手が独ブンデスリーガでプレーしていることから仏紙ルモンドは「ドイツは自家製の選手に制裁された」と指摘した。 イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは逆転劇を導いた森保一監督を「すべてを読み抜いていた。選手交代が試合を決めた」と絶賛。同国で人気の高い漫画「キャプテン翼」で1988年に日本が国際大会で西ドイツ(当時)を破って優勝したエピソードがあることから「34年ぶりに快挙が現実になった」と紹介した。