長浜市の市民グループが、二十四日午後一時から長浜市港町の臨湖多目的ホールで原子力発電をテーマにした講演会「原発のうそ・ほんと」を開く。日本の原発推進政策をほぼ半世紀にわたって批判し続ける、京都大学原子炉実験所の元助教、小出裕章さん(67)と、防災の観点から原発問題などに取り組むフリーライターの守田敏也さんが講演する。 講演会を企画したのは、長浜市千草町の会社員、村山さおりさんらで作る「原発のうそ・ほんと実行委員会」。村山さんは、原発問題を取り上げる報道や言論が専門的で、安全、危険の認識が専門家の間でも大きな隔たりがあることなどに疑問を抱き、「幾万年もの管理が必要とされる放射性廃棄物を子や孫の世代に託して良いのか」という問題意識から、昨年一月、原発の即時廃絶を唱える国内論客の一人、小出・元助教に、質問を投げかける手紙を送り、併せて長浜市で講演を要請していた。小出さんからは講演スケジュールが半