FileMakerをデータベースに採用したWebアプリケーションにおいて、大きな壁になりやすいのがCSVやXML形式でのデータインポートだ。 ほかのデータベースの場合はさほど苦労しないこの機能だが、FileMakerの場合だと残念ながら最初にいろいろ検討しなければならない箇所が出てくる。実装を急ぐことも大事だが、なにより「安定した稼働・運用にのせること」が絶対条件。実装前にかならず実現できるのかどうかを確認しておこう。 そこで、今回から2回に分けて、CSVデータをベースに一括でデータをインポートする場合に最初に考えておかなければならない点とその実装方法を紹介する。 制限ある中でどのように実装するかがカギ すでに本コラムで何回か触れてきたとおり、FileMakerのWeb公開機能で得意としていない機能に「複数のレコードを一括で操作・更新することがむずかしい」というものがある。FileMake