"Palmの生みの親"として知られるJeff Hawkins氏が2005年に設立した会社Numentaがインテリジェントコンピューティングのソフトウエアプラットフォームをリリースした。パターン認識やマシーンラーニングなど、コンピュータが苦手とする問題を解決してくれる。考えるコンピューティングを実現するという。 Numentaのソフトウエアプラットフォームは、Hierarchical Temporal Memory (HTM)テクノロジに基づいている。その仕組みのヒントは、Hawkins氏が2005年に出版した「On Intelligence(考える脳 考えるコンピューター)」の中で示されている。 従来のAI(Artificial Intelligence)はバイオロジー側からのアプローチではなく、コンピュータの処理能力を活かして、あたかも知能が備わっているかのように振る舞わせていた。IBM