2009年12月28日03:14 戦前の宅間守 作家の平野啓一郎さんが、毎日新聞 2009年12月14日 東京夕刊 特集ワイド:’09シリーズ危機 犯罪/上で、 「『戦前の少年犯罪』という本を読むと、現代の病と呼ばれる不可解で凶悪な犯罪はその時からあったことが分かる。ただ当時は親子とか同級生とか、犯人と被害者の関係が比較的はっきりしていた」 と語っておられます。 拙著『戦前の少年犯罪』にも無差別殺人の例は数多く載せていると思うのですが、より深く理解していただくために成人の事件をここで提示しておきます。 戦前の年齢表記は数え年のため満年齢にすると1〜2歳低くなります。 昭和9年(1934).6.25〔45歳(満43〜44歳)が死刑になるため幼児ら4人無差別殺人〕 岐阜県不破郡の路上で午後2時、無職(45)が1.5キロに渡って通行中の子供ら11人を次々棍棒で殴り付けて、女の子(6)、男の子(8