ちょっと調べて面白かったので「アルモガバルス」について紹介します。 アルモガバルスとは、13〜14世紀頃に活躍したスペイン・カタルーニャ地方の傭兵集団です。 キリスト教国とイスラム教国がせめぎ合っていたイベリア半島で、彼らはアラゴン王国に仕えて国境警備に当たっていました。 国境警備と言っても実のところ、無法地帯同然の国境地帯で好き勝手に暮らし、隙あらばイスラム側の町や村を襲撃しては略奪の限りを尽くして風のように逃げ帰る、ということを繰り返していたようです。 「アルモガバルス」とは、アラビア語で「略奪者」「突然襲ってきて荒らしまわる者」という意味の言葉に由来するとか。 彼らの特長のひとつは、その装備。 武器は、短い投げ槍「アズコナ」と、切れ味の良い肉切り包丁「コルテル」。 袖無しの革のチュニックにサンダル。 鎧は無し。 兜はかぶることもあるが、薄い鉄板を編んだような隙間だらけの軽いもの。 以