熊本市の小学校で、全校児童を対象としたアンケートを基に、いじめを受けたと訴える児童の名字などが記された紙が誤って再利用され、図工の授業で工作用紙として配られていたことがわかりました。 学校が確認したところ、先月、全校児童を対象に行ったアンケートのうち、いじめに関する回答をまとめた1枚の紙が誤って再利用され、いじめを受けたと訴える複数の児童の名字と具体的な内容が記されていたということです。 この紙は養護教諭が校長や教頭などに配ったものと同じ内容で、裏紙として使うための再利用ボックスに入れられて、2日、図工の授業で工作用紙として使われたということです。 熊本市教育委員会は3日夜記者会見し、「教育の信頼を失墜させ、申し訳ない」と謝罪したうえで、詳しいいきさつを調べ、4日、改めて説明するとしています。