「いつかはゆかし」の名前で海外のファンドへの投資を紹介している会社が、中立的な助言に見せかけて顧客に特定のファンドの勧誘をしていたとして、証券取引等監視委員会は、この会社に対する行政処分の勧告をしました。 勧告の対象となったのは、「いつかはゆかし」の名前で、海外のファンドへの積立投資を紹介している東京・港区の投資助言会社、「アブラハム・プライベートバンク」です。 この会社は、顧客から投資助言料を受け取る一方、インターネットの広告では「ファンドの運用会社から販売手数料を得ていない」として、ファンドからの中立性を売りにしていました。 ところが、証券取引等監視委員会の検査で、特定の運用会社から海外にある別会社を通じてこの会社の親会社に資金が提供されていることが分かったということです。資金は、顧客の投資額に応じて支払われる契約になっていたということで、監視委員会は、事実上の販売手数料に当たり、中立