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ブックマーク / fujipon.hatenablog.com (13)

  • 責められた側の「心の耐性」によって量刑が決まる危うさについて - いつか電池がきれるまで

    mainichi.jp なんと言っていいのか、なにも言うべきではないのか。 僕の地元に近い老舗旅館ということもあって、このニュースには半ば驚き、半ば呆れていたのだが、こんな結果になってしまった。 おそらく、新型コロナ禍でお客さんは激減していて、経営も厳しかったのだろうと思う。 だが、レジオネラ菌に対してあまりにも無知だし(レジオネラというのは、感染して重症化すると命にかかわることも十分にあるのだ。もう受けたのは27年くらい前になるけれど、医師国家試験の問題に何度か出ていた記憶がある)、経営の都合ばかり考えて、客の身体を無視していたというのは、あまりにもひどすぎる。そりゃ責められるよ、いくら「無知」であったがゆえでも。 自分の家の風呂の湯が年2回しか入れ替えられないとしたら、入らないだろそんなの。 SNSなどで見た情報でしかないのだけれど、他の旅館の関係者の「うちはちゃんと清掃もお湯の入れ替

    責められた側の「心の耐性」によって量刑が決まる危うさについて - いつか電池がきれるまで
  • インターネットは終わらない、ただ循環していくだけ。 - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕も最近「インターネット疲れ」みたいなものを切実に感じていて、「がんばってTwitterなどのSNSに触らないようにする」時間をつくっていますし、YouTuberが配信する動画を観る頻度も減ってきています。 SNSでは、自分にはどうしようもないのに、心が揺さぶられるのがなんだかとてもつらくなってきており(これが「中年の危機」というやつなのでしょうか)、YouTuberの動画には「マンネリ化」を強く感じます。 素人が動画を投稿し、人気者になる仕組みができて、10年あまり。 「素人ならではのしがらみのなさ」や「スポンサーがついていては難しい自由度、だらだら感」みたいなものが好きだったのですが、最近Amazonプライムビデオの『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』を観ていて、ふと思ったのです。同じ1時間を使うのであれば、YouTubeの同じようなことを焼き増

    インターネットは終わらない、ただ循環していくだけ。 - いつか電池がきれるまで
  • あの事件以来、インターネットが、とくにSNSで他者の言葉に触れるのがつらい。 - いつか電池がきれるまで

    あの元首相の暗殺事件以来、僕のインターネット熱は急速に冷めているというか、とにかく誰かをうまく責めた者勝ち、みたいなSNSの雰囲気がすごく気になってしまうのだ。それは別に今にはじまったことではないし、僕自身もその雰囲気づくりの一端を担ってきたのはわかっている。だからこそ、うんざりしてもいるのだ。 一度何かで話題になった人が、自分が舞台に立っているときの灼熱感、みたいなものが刷り込まれてしまい、もう炎上なんて嫌だ、と言いつつ、また新たに燃料を投下せずにはいられなくなっているのを見るのも、僕自身がそうだっただけに、傍観しているのもつらくなる。 燃えて燃えて燃えて。 もっとやれやれ、という人と、もういいかげんにやめろ、という人と。 忘れられたくないから、一度浴びた注目は、すぐに過ぎ去ってしまうから、これまで支持してくれた人たちの期待に応えたいから。 なんのことはない、ある日、ある瞬間に、「面白い

    あの事件以来、インターネットが、とくにSNSで他者の言葉に触れるのがつらい。 - いつか電池がきれるまで
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2022/08/02
    自分はパソ通時代からネットの炎上やバトルのウォッチが好きなクズの類だけど、当然疲れることもあるので数ヶ月や数年間ウォッチから離れたりもする。いずれ昔ほど熱心には観察しなくなってしまったし
  • 『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで

    bizspa.jp news.yahoo.co.jp ひと月くらい前、久しぶりにTSUTAYAのリアル店舗に行ったのです。 職場での仕事のあと、別の場所での会議の予定があって、それまで2時間くらい時間が空いてしまったので。 けっこう長い間通っているTSUTAYAなのですが、内装がだいぶ様変わりしていたことに驚きました。 TSUTAYAといえば、レンタルDVD、CDがメインで、最近はレンタルコミックのスぺースが広くなり、ゲームソフトやDVD、CD、文具の販売コーナー、あとは「ショッピングモールの紀伊国屋などの大型書店には及ばないものの、地方都市の郊外では唯一無二くらいの品ぞろえの」というのが、僕のイメージだったのです。 レンタルDVDコーナーは、いつもけっこう家族連れで賑わっていて、人気作品はほとんど「貸し出し中」、棚を見ていくと「ああ、こんなマイナーな作品でも、ちゃんと貸りて観る人がいる

    『TSUTAYA』という『平家物語』 - いつか電池がきれるまで
  • 「なんでGoogleで検索しないのだろう?」とcakesの人生相談炎上をみて思った。 - いつか電池がきれるまで

    cakes.mu またcakesか!みたいな話ではあるのですよねこれ。 この回の幡野さんの回答に対して、しかるべき公的機関の窓口などをちゃんと紹介すべきだ、という批判が集まったのも、これまで重ねてきた失態を考えると、致し方ないところではあります。 fujipon.hatenablog.com fujipon.hatenablog.com 個人的には、引っかかっているところもあって、当に相談者が問題を解決することを第一に考えているのであれば、ネットの「人生相談」に投稿するだろうか?それも、幡野さんという回答者を選ぶだろうか?とも思うんですよ。 そもそも、今の世の中で、気で問題解決をするための手法として、「ネットでの特定の回答者宛ての人生相談コーナー」の優先順位が高いとは思えないのです。 僕個人の見解としては、幡野さんの人生相談は「幡野さんに聞いてもらいたい、ネタにしてもらいたい」という人

    「なんでGoogleで検索しないのだろう?」とcakesの人生相談炎上をみて思った。 - いつか電池がきれるまで
  • 「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」について - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp b.hatena.ne.jp 冒頭のエントリを実際に読むと、「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」というタイトルは端折りすぎで、「新型コロナウイルスの感染拡大にともなう不況で困っている人がサービスや商品を『大安売り』するのを『ラッキー!』と喜ぶという点では、岡村隆史さんの発言も『上質のカツオの刺し身が安く買える!』という記事をもてはやすのも同じようなものではないのか?」という問題提起なんですよ。 「論理的に」説明するのは難しいかもしれないけれど、僕の考えを書いてみます。 この二つの事例は、「他者が困窮した状況で、自分が利益を得られることに疑問を感じず、無邪気に喜ぶ」という点では、同じベクトルではないか、と思います(カツオのほうのエントリには、「私は漁業者を支援することを仕事にしており、カツオ一釣りの漁師さんたちともお付き合いがあるので、この状況だとかなり厳し

    「風俗嬢とカツオの刺し身の違い」について - いつか電池がきれるまで
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2020/05/05
    風俗産業の方々へより差別的と思われる「風俗産業へ税金で補償するな!」発言の松本人志らには特に降板署名運動が起きていない辺りは示唆的かなと。賎業意識はむしろスルー・許容する立ち位置は保守層との親和性も
  • 「互助会」を好きにはなれないが、他人に読んでもらうのが難しい時代だ、とも思う。 - いつか電池がきれるまで

    www.tyoshiki.com 「互助会」か…… 個人的には、「なんでこんな低クオリティの『俺にカネをよこせ』としか書いていないようなエントリにたくさんブックマークがついて、人気になって『バズった(たくさん人が来た)!』とか調子に乗っているんだ……」とか思うこともあるわけです。 上記のリンク先で言及されているサイトがそうだ、というわけじゃないです。一押しされているパンメニューのランキングとか、がんばって書いたんだろうな、とは思う。その一方で、こういうリストって、せいぜいベスト3の「当に美味しかったもの」に絞るか、すべてのレシピを網羅したデータベースみたいなものにしか需要はないのでは、とも感じます。それこそ、クックパッド見ればいい、って思うもの。書く側としては、そこで「せっかく試したものを省く勇気」が持てない、っていうのも、ものすごくわかるのだけれども。 僕が個人サイトを運営しはじめた

    「互助会」を好きにはなれないが、他人に読んでもらうのが難しい時代だ、とも思う。 - いつか電池がきれるまで
  • 朝日新聞デジタルが、「粗悪なネットウォッチャー」と化した日 - いつか電池がきれるまで

    www.asahi.com b.hatena.ne.jp 僕はそれなりにネット歴が長いので、ネットバトル的なものも経験してきています。 『はてな』の世界では、「お前、俺を批判する記事をブックマークしただろ!」と怒鳴り込んでくる人もいたし、ブックマークコメントにデマを撒き散らす人もいたし、Aさんを批判するBさんのコメントに「はてなスター」をつけましたよね、と言う人もいました。 あれは『はてな』の濃密な人間関係というか、相互監視文化みたいなものだよなあ。 そこまで追跡されているのか……という怖さとともに、そういうめんどくさい事態を引き起こすような脇の甘い行動には注意しなければ、と今は思っているのです。 僕への罵詈雑言コメントにスターをつけた人とか、やっぱり気にならないといえば噓になるのですが、確認しても憂になるばかりなので、頑張ってスルーしています。自分のエントリに対するブックマークコメント

    朝日新聞デジタルが、「粗悪なネットウォッチャー」と化した日 - いつか電池がきれるまで
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2018/03/14
    読売や産経も報じてまっせ / というか著名人のSNSの揉め事は今や普通にニュースバリューのある案件なのでは。一部のヲチャのみの楽しみだった古き良き時代は前世紀末あたりに終幕済み(哭きの竜氏のBWPとか懐かしい…)
  • 「人生経験マウンティング」したがる人たちについての一考察 - いつか電池がきれるまで

    www.news-postseven.com news.biglobe.ne.jp この石田衣良さんの言葉を読んで、僕もなんだかすごく嫌な気分になったんですよね。 『君の名は。』が気に入らないのなら、作品を批判すればいいのに、なんで監督の人生経験を(勝手に想像して)揶揄するのだろう? でも、こういう手合いに、わざわざ新海誠監督が反応してしまっているのをみると、こういう「人生経験マウンティング」みたいなのは、やられたほうには、けっこう「効く」のも事実なんですよね。 少なくとも、僕はイヤだな、それが事実であろうがなかろうが。 記憶のなかに手を突っ込まれて、かき回されるだけで不快です。 そもそも、世の中の大部分の人は、一般的に「青春時代」と言われているような年代における自分の経験に、満足しているわけではないと思うし。 まあ、こういう「人生経験マウンティング」って、石田さんの「芸風」ではあるんです

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  • 矢野徹さんの『ウィザードリィ日記』を30年ぶりに読んでみた。 - いつか電池がきれるまで

    ウィザードリィ日記 (角川文庫) 作者: 矢野徹出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2016/02/25メディア: Kindle版この商品を含むブログを見るウィザードリィ日記―熟年世代のパソコン・アドヴェンチャー (角川文庫) 作者: 矢野徹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1989/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件) を見る 故・矢野徹さんの『ウィザードリィ日記』を知っていますか? たぶん、「何それ」という人が大部分だと思うのですが、『カムイの剣』など多数の作品がある作家・翻訳家の矢野徹さんが、パソコンの存在を知り、『ウィザードリィ』というゲーム(1981年にApple版発売)に、NECPC8801MRでハマり、それをきっかけにパソコン文化にどっぷりとつかっていく様子を記録していったものです。 この日記、SF界の権威である『

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    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2016/03/04
    「出た、日本で二番目に有名な未発売ゲーム『白夜に消えた目撃者』!!(ちなみに一番は『ザ・ムーンストーン』。僕が決めました)」 ウィザードリィ日記Kindle版出てるのか
  • 『なんでも鑑定団』には、なぜかずっと、吉田真由子さんがいた。 - いつか電池がきれるまで

    www.sponichi.co.jp www.sponichi.co.jp ここ数日間、世間をにぎわせてきた「『なんでも鑑定団』で石坂浩二さんが干されている問題」なのですが、結局、石坂さんの降板とBSでの新番組への転身、ということで決着がつきそうです。 まあ、2年くらい「石坂さんがあまり映っていない状態」は続いていて、それが話題になりはじめたのが最近、そして、このタイミングでの降板発表ですから、どちらかの陣営の「意図的なリーク」だった可能性はありそうですね。 大部分の視聴者にとっての石坂さんの存在は、鑑定団の「象徴」ではあったのだけれども、出番が少ないことにちょっと引っかかりながらも、『鑑定団』を観たり観なかったりする決めてになるほどではない、というのが実際のところだったのでしょう。 僕は最近は、月に1〜2回、あとは特番を録画して観るくらいだったので、「変化」もあまり意識していなかったので

  • 「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ - いつか電池がきれるまで

    anond.hatelabo.jp 僕には僕自身の経験からしか語れないのだけれど、それでもこの増田さん(「はてな匿名ダイアリー」の著者は、「増田」と呼ぶのが慣例なのです)の選択に、少しでも役に立てればと願いつつ書きます。 僕自身、あまり医者になりたくなかったのに、結果的になってしまった人間なので、増田さんの気持ちはわかる。 僕の父親は医者で、普段は「お前は医者にならなくても、好きなことをやってもいいよ」と言ってくれていたのですが、高校時代の模試で一度法学部希望にしたら、あからさまに機嫌が悪くなったのを覚えています。 僕の人生の「職業選択における希望」は、弁護士か文系の学者(できれば歴史学者、「ヤン・ウェンリー症候群」ですね)、もしくは「ものを書いてべられる人」だったんですよね。 あと、ゲームをつくる人や、ゲーム雑誌の編集者にも憧れたなあ。 ただ、そういう親の「暗黙の期待」みたいなものを裏

    「医学部に進んでしまったけれど、医者にはなりたくない」という増田さんへ - いつか電池がきれるまで
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2016/01/14
    芸夢狂人、PSK ...(そっちは忘れろ) / 理工系の素養がありその方面の職に就きたいが日本企業にありがちな低賃金技術系土方として使い潰されるのは嫌という方はけっこう医学薬学方面へ行くよね
  • NATROM先生とシロクマ先生の「出版社選び」 - いつか電池がきれるまで

    参考リンク(1):メタモル出版からを出したわけ - NATROMの日記 『メタモル出版』というのを見て、「えっ?」と僕は思ったんですよ。 いやまあ、たしかに良書もあるのかもしれませんが、少なくとも医学系に関しては「ニセ医学」「医学的根拠やデータのない健康法」を推奨するようなが多かったので。 出版社そのものはともかく、このの出版に関わった人たちは信用できそうであると判断した。懸念があるとしたら、「ニセ医学」のを出している出版社から「ニセ医学」を批判するを出すのは、マッチポンプになりはしないか、という点である。出版社の商業主義にうまいこと乗せられているのかもしれない。ただ、その可能性はそれほど高くはなさそうだ。こう言っては失礼だが、メタモル出版から出版された「ニセ医学」は多数あるが、ベストセラーと言えるものはあまりなさそうである。そもそもマッチポンプと呼べるほど燃えていない。「ニセ

    NATROM先生とシロクマ先生の「出版社選び」 - いつか電池がきれるまで
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