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ブックマーク / www.tachibana-akira.com (6)

  • “大誤報”なんてぜんぜん珍しくない 週刊プレイボーイ連載(73) – 橘玲 公式BLOG

    山中伸弥京都大教授のノーベル医学生理学賞受賞に日じゅうが湧くなかで、iPS細胞を使った世界初の臨床実験の“大誤報”もたいへんな騒ぎになっています。しかし、マスメディアの誤報というのはそんなに珍しいものなのでしょうか。 そんなことを考えていて思い出したのが、2009年1月に世を騒がせた「かんぽの宿」問題です。かんぽの宿は簡易保険加入者のための宿泊施設でしたが、赤字経営の恒常化で小泉―竹中時代の郵政民営化で売却対象とされ、日郵政の西川善文初代社長(元三井住友銀行頭取)のときに、土地・建物と従業員の雇用継続込みでオリックス不動産に109億円で事業譲渡されることが決まります。 しかしその後、麻生内閣の鳩山邦夫総務大臣が、「2400億円もかけて取得した施設を109億円で売るのはおかしい」といい出し、それを機に、当時、総合規制改革会議議長だった宮内義彦オリックスグループCEOに国の大切な資産を安売

    “大誤報”なんてぜんぜん珍しくない 週刊プレイボーイ連載(73) – 橘玲 公式BLOG
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2012/11/06
    地価もレジャー・宿泊施設そのものの価値もバブル期やそれ以前と比べたらなぁ
  • 『週刊朝日』はいったい何を謝罪したのか? – 橘玲 公式BLOG

    前回のエントリーをアップした後、『週刊朝日』編集部と著者である佐野眞一氏のコメントが公表された。私の意見にはなんの変更もないが、『週刊朝日』編集部の正式な見解が次号に掲載されるというから、その前に論旨をもういちどまとめておきたい。 ・『週刊朝日』に掲載された佐野眞一氏の「ハシシタ 奴の性」は、「敵対者を絶対に認めないこの男の非寛容な人格」の秘密を知るために、「橋下徹の両親や、橋下家のルーツについて、できるだけ詳しく調べあげ」るノンフィクションだ。その目的が、出自や血脈(ルーツ)を暴くことで橋下市長を政治的に葬り去ることであるのは、連載の第1回で明快に述べられている。すなわち、佐野氏はこの記事が引き起こすであろう社会的な混乱を含め、すべてを熟知したうえで執筆している。 ・『週刊朝日』編集部は、佐野氏のこうした執筆意図に完全に同意したうえで連載を開始した。それは、「ハシシタ 奴の性」という

    『週刊朝日』はいったい何を謝罪したのか? – 橘玲 公式BLOG
    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2012/10/22
    なんだかんだで地名総鑑の類の資料は各マスコミの資料庫で廃棄されずに眠っているのだろうな(こういう時の取材やチェックでも使うだろうし)
  • 週刊朝日は謝罪すべきではなかったし、連載を続けるべきだった | 橘玲 公式サイト

    出版の世界の片隅にいる者として、ノンフィクション作家・佐野眞一氏が『週刊朝日』に書いた「ハシシタ 奴の性」と、その後の出版社の対応について思うことを述べておきたい。 いまから20年ちかく前のことだが、私はその頃小さな出版社に勤めていて、屠場労組の主催する糾弾の場に出たことがある。当時の糾弾というのは、十数社の新聞社・出版社の幹部や編集責任者が一堂に集められ、100人あまりの組合員の前で差別表現を謝罪するというものだった。 典型的な差別表現は「士農工商」「屠殺」「屠所に引かれる羊のように」で、こうした言葉を注釈なしに使った出版社は「差別に対する意識が足りない」として謝罪を迫られた。このとき会場を埋め尽くした組合員から、「お前は踏まれた者の痛みを知っているのか!」などと怒号を浴びるのが“糾弾”の由来だ(もっともこうした糾弾は70年代がもっとも激しく、私が参加したときはかなり形骸化していた)。

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    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2012/10/20
    各種の糾弾と対峙させられるコストを考えればこういう時はあっさり白旗をあげた方がいいという判断が身に染み付いているのだろう。そして永年をかけてそういう体質を結果として助長してきた糾弾者たちは、というと…
  • 北朝鮮は日本から生まれた? 週刊プレイボーイ連載(58) – 橘玲 公式BLOG

    北朝鮮のミサイル発射実験は失敗に終わりましたが、国際社会の圧力にもかかわらず、核実験やミサイル開発を断念する気配はありません。北朝鮮はなぜ、このような不可解な国になってしまったのでしょう。 もちろん世界には、独裁国家や宗教国家がいくつもあります。とはいえ、革命以来ずっと一党独裁の社会主義体制がつづいているキューバは、いまでは欧米に人気の観光地で国民もずっと開放的です。イスラム教による“神政”が行なわれているイランでも、若者たちはロックバンドを結成し、自由への思いを音楽に託します。北朝鮮は、これら“問題国家”と比べてもあまりにも極端なのです。 朝鮮問題の研究者は、冷戦時代の北朝鮮はそれほど変わった国ではなかったと指摘します。権力者(金日成)の個人崇拝による独裁というのは、中国やソ連をはじめとして、第三世界ではありふれた政治体制だったからです。 北朝鮮が変質しはじめたのは社会主義諸国の停滞が誰

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  • 今年はどんな年になるだろうか2012 – 橘玲 公式BLOG

    ひさしぶりに日に戻ってきて、たまっていた新聞を整理しながら、今年はどんな年になるのか考えてみた(去年も同じことをしていた)。 もちろん誰も未来を知ることはできないし、去年の予想でも、東日大震災や原発事故はもちろんのこと、(中東を旅したばかりだというのに)「アラブの春」の到来にもまったく気づかなかった。その一方でユーロ危機のように、予定調和的に事態が悪化していくものもある。これは、「構造的な問題は現実化する」からだ。 その意味で昨年は、世界がどのような構造的な問題を抱えているのかが明らかになった年だった。 アメリカは、「雇用なき回復Jobless recovery」から抜け出せそうもない。年末の株価は1万2000ドルをなんとか維持したが、失業率は2009年以来9%台に張りついたままで一向に改善の気配がない。国勢調査局によれば、アメリカ貧困者は4618万人で過去最多となり、全人口に占める

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  • こんなに若者が幸福な時代はない – 橘玲 公式BLOG

    この20年はほんとうは「幸福」だったのではないかか、というエントリーを書きましたが、それに関する興味深いデータがあるので、あわせてアップしておきます。 下のグラフ(画像をクリックで拡大)は、社会学者・古市憲寿の『絶望の国の幸福な若者たち』に掲載された図をスキャンして、わかりやすいように着色処理したものです。同書によれば、古市自身もこのデータを豊泉周治『若者のための社会学』で知ったとのことで、その後、一部の社会学者のあいだで話題になったようです。 このデータは内閣府の「国民生活に関する世論調査」によるもので、グラフを見れば明らかなように、20代男子の「生活満足度」は1970年~90年に比べて、この10年間で15%近くも急上昇しています。いまの若者は、1980年代のバブル最盛期の若者たちよりもずっと「幸福」なのです。 世間では、「グローバリズムによる格差社会で若者が不幸になった」と大合唱されて

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    enemyoffreedom
    enemyoffreedom 2011/11/03
    "幸福は市民の義務です"よりももう少しソフトな状態。先々の不幸が予想できるから相対的に今が良く見えるのか。まぁデフレの帰結としか
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