2月上旬、東京都内の自宅にいた夫の血圧が低下し、意識がもうろうとした状態に陥りました。 訪問していた看護師が異変に気付き、救急車を呼びました。 救急隊は「心筋梗塞の可能性がある」と判断し、すぐに夫を救急車に乗せました。 同乗した妻の目の前で、東京都以外の病院も含めて受け入れ先を探しましたが、およそ3時間たっても見つかりませんでした。 救急隊はかかりつけの在宅医に連絡したうえで、夫を自宅に連れ帰るしかありませんでした。 駆けつけた医師が酸素投与などを行いましたが、翌朝、夫は亡くなりました。 死因は急性心筋梗塞でした。 妻 「救急隊員は『ここもだめだ、あそこもだめだ』と言いながら一生懸命病院を探してくれて、どうしようもない状況だったとは思っています。 でも救急車に乗った以上は助けてもらえると考えていたので、こんなことになるとは夢にも思わず、がく然としました。コロナの感染が拡大していなければ、病