みずみずしく青春描く アニメ映画「時をかける少女」 2006年07月19日 アニメ映画「時をかける少女」が首都圏と愛知で公開中だ(順次全国)。何度も映像化されてきた筒井康隆の短編をもとに、原作の主人公のめいが時間を行き来するオリジナルストーリー。ちみつな映像作りでアニメファンに注目されてきた新鋭細田守監督が、みずみずしい青春映画に仕上げた。 細田守監督 17歳の真琴は、同級生の功介、千昭と野球に興じる快活な少女だ。ある日、ジャンプすることで時を超える能力に気付き、食べ損ねたプリンのために昨日に戻るなど、たわいのないことに力を使う。千昭から「つきあって」と告白されうろたえた真琴は、時間をさかのぼって「なかったこと」にしてしまうが……。 筒井ファンの細田監督がこの「時かけ」で目指したのは、「ノスタルジックに青春を振り返るのでなく、未来が不確かな今、夢に向かって走っている子を応援する物語」という
せっかくなので、はてな系の感想リンクも作ってみる。「見る予定」とか「こちらでは公開がなくてがっかり」とか、あんまり短すぎるのとかを除いて、ちゃんと感想書いてある奴のみ。映画公開が2006年7月15日なので、それ以降〜21日までに限定(試写で見た人とかは除かれます)。 参考リンク。 →時をかける少女: ブロガー試写のレビュー →時をかける少女・感想リンク集1 →時をかける少女・感想リンク集2 →Yahoo!ムービー - 時をかける少女 ついでにこれも。 →映画『デビルマン』批評リンク集・はてなダイアリー版 はてなダイアラーの人の心が、ここまでそろったことは二度目のような気がします。 どんな層に見せてもあまり恥ずかしくないアニメ……、ジブリ感?(IG@d.hatena - 枢拍) 再来週はゲドなわけですが、前作ハウルで細田守を降ろしたジブリの正気を疑いますな。(白猫戯言〜時をかける少女応援中。
細田守監督版の『時をかける少女』を観て、ごく当たり前に面白いという事が、こんなにも価値があるものだったのかと思った。誰にでも分かる普通の映画なのに、充分に満足できる。「だけど」や「の割りには」がない作品だ。「……だけど、頑張っている」とか「……の割りには、面白い」ではない。そんな条件なしに「よくできている」「面白い」と言う事ができる。 細田監督が「アニメは何ができるか」「アニメはどんな事が得意か」という事をよく分かっていて、それをやり切っているのが気持ちいい。映像のフェティッシュな心地よさは『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』には及ばないが、そういった部分が突出していないところが、青春ものに合っていた。 以下は、余計な話かもしれない。どうして余計かと言えば、解釈などなくても、この映画は充分に楽しむ事ができるからだ。空は青く、雲は白い。主人公は元気で、キャッチボールは楽しそうだ
第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を 第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を超える 観衆が集まった。 本大会は、戦前の剣道界の慣習であった専門家、非専門家の区別を廃し、選手の資格は年齢、段位、称号などに一切の制限を設けず、 各府県の予選を経て代表者を出し、剣道日本一を決するという画期的な構想によるものだった。 優勝の榊原正は大正9年愛知県蒲郡市生まれの33歳、名古屋矯正管区法務教官(剣道師範)、のちに剣道範士八段。戦前は名門東邦 商業で活躍した剣士。準優勝の阿部三郎は大正8年福島県相馬生まれの34歳、警視庁の剣道選手でのちの
「またこの季節がやってくる」──『時をかける少女』通算3回目になる上映がはじまったとき、主題歌「ガーネット」のフレーズが頭をよぎった。その瞬間、この先、夏が来るたびにこの映画のDVDを再生してる自分の姿がぼんやりと浮かんだ。そんな風に、細田版『時をかける少女』はわたしにとって、そして会場に集まった300人超のみんなにとっても「ずっと特別で 大切」な作品であり続けるのだろう。 この日の東京は、まさに「時かけ日和」と呼びたくなるような青空。そのおかげで、整理券のために並んでいたときはそれはもう暑くて大変だったんだけど(カバンに入れてたポイフルが溶けたくらい)、細田監督の口からじかに『時かけ』の話が聞けるとあれば、それくらいは我慢できる。*1 まず、細田監督の挨拶があって(みんな「待ってました」という感じで拍手に熱がこもる)、細田版『時かけ』上映に続き、トークショー。アニメスタイルの小黒氏による
(by「オトナファミ」2006・SUMMER(エンターブレイン)) インタビュアー:オリジナルと変わってしまってかまわないよ、とおっしゃられたとか。 筒井康隆:物語の骨格、ロマンティシズムはそのままに、主人公を含め登場人物のキャラクターが全く変わっています。現代的になったんだけど、それでいいと思うんだよ。今まで何度もドラマ化されたけど、みな原作通りでちょっと飽きてきてた(笑)。 インタビュアー:先生の膨大な作品の中でなぜ『時かけ』が特に注目されるのでしょう。 筒井:僕の作品の中では異質だよね。逆に言えば他の作品が映画化しにくいんじゃないのかな。例えば『旅のラゴス』も、ずいぶんお話をいただきましたけど、なぜか全部頓挫しちゃった。いっぺんに2社から映画化の話が出て、折り合いがつかなかったりね。『パプリカ』映画化も資金的な問題でダメになった。今度こそアニメ化されますけどね。『富豪刑事』も何度か話
原作版:id:PultraMan:20060821:1156168200 新作版(1):id:PultraMan:20060824:1156428748 新作版(2):id:PultraMan:20060830:1156944555 作品内容を知っていること前提。無駄に長く、無駄に難解なのは仕様です。 「時をかける少女」はタイムリープが登場する作品である。その"青春×タイムトラベル"のパイオニア的な新鮮さと巧妙なプロットを有する原作は何度も映像化された。そして原作変奏の至高を目指して練られた演出と脚本を備え、緻密な背景と自然な動画を持って映像化されたのが2006年夏の細田守版「時をかける少女」である。 主人公はタイムリープを使えることになってしまった女子高生。このフレーズでSFとファンタジーが共存しているような感じになる、ジュブナイルSF作品らしいコンセプト。 さてジュブナイルSF。青春で
原作版:id:PultraMan:20060821:1156168200 新作版(1):id:PultraMan:20060824:1156428748 新作版(2):id:PultraMan:20060830:1156944555 大林版も確かめたいけど、押入れの奥で腐ってそうだなぁ・・・。磁気メディア弱い。 少し力抜いていきますが、長いし疲れるのでその1とします。 細田版基本事項 時をかける少女 絵コンテ 細田守 作者: アニメスタイル編集部出版社/メーカー: スタイル発売日: 2006/07メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 71回この商品を含むブログ (122件) を見る 登場人物 紺野真琴 間宮千昭 津田功介 芳山和子 藤谷果穂 早川友梨 原作では科学担当の福島先生は特に重要な役じゃなくなりましたけど強面数学教担任に。原作では話だけで全く出てこなかった和子の妹の役どころは
あー、こういった流れはそれとなく知ってはいたんですがそれは資本というかメディアというか、全国区なものになってしまっているもので、その部分が(差異化ゲームとかでなしに競技や娯楽として)発展していくのは良いことなんだけど、その流れによって狭い部分での差異化がスポイルされていたりするんではないかな、というのがあります。あ、でも(ただの優越感比べ的な)差異化がなくなればそれはそれでいいのか。いやでもそういった差異化から生まれてくるものもあるのでは、といったような。 んー、繋がってないな情けない。メディア/現場というところで引っかかったんだけど。 http://d.hatena.ne.jp/nitino/20060831 を読んでいて変な感情*1が湧き上がってくるのを強く感じたので薄ぼんやりと考えていたところ 恐らくhttp://d.hatena.ne.jp/setofuumi/20060705#p
時をかける少女 仲里依紗Amazon 識者の方が大勢集まり、ぬるヲタな自分には発言の隙がないぐらい濃い会合でした。爆笑の連続であっという間に時間になってしまいましたが、やはりネットではなくリアルで語り合うのも良いなーと。リアル集合知と言いますか。 ちなみに集まった30人のうち サイト持ち率80% はてな率60% 男女比=9:1 でした。 詳細なレポはきっと他の方が書いてくれるはず…なので個人的に印象に残ったトピックを。 適当な主観的まとめなので、その点ご了承下さい(ネタバレあります)。 真琴・千昭・功介 真琴はバカっ子=細田監督の理想の女性像 原作の芳山和子=筒井康隆の理想の女性像(清楚な女性) 真琴も千昭・功介もクラスの中心メンバーではない(中心メンバー=いじめっこ軍団) クラスの中心メンバーにいなかった人が見て絶賛してるのでは説 「耳すま」ほどリアルではないので絶望はしない 真琴・千昭
http://ameblo.jp/sinobi/entry-10016391801.html 作品の背景(監督の作品履歴とかマスコミの広告戦略とか上映館数とか)から「ゲド戦記」へのカウンターとしての神輿に持ち上げられているのはその通り。原作(というかこの場合大林版?)の大事な要素を削って、別物に仕上げてるのもその通り。あえて言うなら、絶賛が多いんじゃなくてネガティブ評の少なさから人気が良好に見えるように思うのだけど、そこら辺は自分の中では解決済みの問題なので、どうでもいいです。気になったのは、 SFとしては詰めが甘く、ジュヴナイルとしても中途半端なこの作品が 絶賛されているのは、明朗闊達な主人公、紺野真琴のルックスや言動が いわゆるアキバ系な方々にとってロイヤルストレートフラッシュ並に ツボの揃った好物件だから、というのがかなり大きなウエイトを占めている気がする。 貞本義行のキャラクターに
時をかける少女セミナーレポート アニメ | 場所 イマジカ第二試写室 時間 2006年9月7日(木) 15:00〜17:00 講師 細田守(監督)、渡邊隆史(角川書店プロデューサー) セミナーは作品の中身というよりも、作品ができるまでのプロセスを2人で追っていく内容だった。特にプリプロダクションの内容が多く、監督というのがいかに作品を作り上げていく過程がよくわかったのではないだろうか。 内容は、『時をかける少女 NOTEBOOK』に含まれる部分も多かったので重複する所は割愛する。(本書はamazonでは品切れでプレミアがついているが、場所によっては店頭在庫もあり、客注に応じてくれる書店も多いので、何とか入手されたい。−9/16追記:入荷した模様−制作は名著『デジモンムービーブック』(絶版)のスタッフなので快心の出来栄え。) 時をかける少女 NOTEBOOK まずは、渡邊Pより現状の公開状
今年の夏、男女各1名のさわやか系高校生が人気を集めた。一人は高校野球の優勝校、早実の「ハンカチ王子」こと斎藤投手。もう一人はアニメ映画「時をかける少女」(製作総指揮・角川歴彦氏、配給・角川ヘラルド映画)の主人公、紺野真琴(写真参照)だ。(「時かける少女」の主人公は芳山和子だったはず、と思われる方もいるだろうが、今回のアニメ版の主人公は芳山和子の姪(めい)という設定で舞台も現代に移してある。) 限られた製作・宣伝費なのにヒットのワケ 「ハンカチ王子」のような愛称は、かつてなら雑誌編集部かテレビ局が命名したり、町で自然発生したものを取材力ですくい上げ、大見出しを立てて広めたものだった。今回はインターネットがその役割を担った。そして後者の「時をかける少女(以下、時かけ)」のヒットもまた、インターネットが重要な役割を務めた。 夏はアニメ大作が集中公開される。日本テレビが製作に参加し大量宣伝を
まず、こちらが金沢のシネモンド。 金沢の中心部、香林坊(こうりんぼうと読む)にある109ビル4Fにあります。 初日第一回目は、とにかく女性が多かった。なんか嬉しいですね。 何を隠そう、時かけブログ担当者も実は金沢出身。 シネモンドのある香林坊エリアは、90年代までは「シネマ・ストリート」と呼ばれて映画館が密集してたんですね。 いつ行っても何か観られる、シネコン状態の街だったんです。100m以内に、10スクリーンはありましたからね。 そんな香林坊の映画街も、シネコンに押されて今ではこのシネモンドただ一つです。 細田さんがデジモンを観に来たという金沢東映も、今はただのコイン駐車場になってましたね。 で、この日ですが、2回とも当然満席!。立ち見もかなりありました。 シネモンドがこれだけの人出で賑わうのって、なんかすごいことですよ。 1回目は女性が多くて、2回目は男性中心という感じ。 シネモンド
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