── 今回、iTunes StoreのDRMフリー化は、日本で実施されませんでした。その理由は何だと思いますか? 津田 端的に言えば、「着うたフル」というビジネスモデルが成立してうまくいってるので、わざわざDRMフリー化をする必要がないということです。  DRMフリーだとケータイで買った楽曲がパソコンに移せる。パソコンを使えば、楽曲をコピーして、友達に簡単に渡せてしまうわけです。DRMでガチガチにしておけば、そうした行為は難しい。音楽レーベルは、やはりユーザーに自由にコピーさせたくないという風に判断しているんでしょうね。 ── しかしユーザーのことを考えると、DRMフリーのほうが便利ですよね? 津田 着うたを買っている層は、大半がケータイだけで完結しているので、DRMをそこまで問題視していないんですよ。一方で、パソコンを使い、iPodなどに楽曲を転送して聴きたい層は、実際にCDを買ってるし、安く抑えたい人はCDレンタルを利用している。  そのときに流行った音楽を純粋に楽しみたいというライトな層と、自分の音楽ライブラリーを詰め込んで持ち歩きたいというコアな層がかぶっていないんです。

ToyolinaToyolina のブックマーク 2009/01/27 10:54

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DRMフリー化は必然──津田氏が語る「iTunes Plus」 (1/3)

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