浦和レッズのゴールキーパー、西川周作選手が金字塔を打ち立てた。 史上9人目のJ1通算500試合出場。 34歳10か月での達成は、史上最年少記録だ。 大分トリニータでの高卒1年目シーズンから、レギュラーとして試合に出ていた。 2009年以降は、わずか2試合しか欠場していない。だからこそ、年間34試合しかないJリーグで、これだけ早く大台に到達した。 大事なのは、ケガをしないだけではない。 高いモチベーションを持ち続け、体調やプレーの質を常に高く保ち続ける。そうでなければ、試合には出続けられない。 そんな西川選手との忘れられない思い出がある。 あの日、彼は僕に、こう求めてきた。 「絶対に、続けてください」 それは「続けることで見えてくるもの」について考える、貴重な機会になった。 2016年7月2日。 東京の朝はくもり空だったが、日中の気温は30度をこえるという予報が出ていた。 「福岡はもっと暑い