9月27日に東京・北の丸公園の日本武道館で営まれる安倍晋三元首相の国葬(国葬儀)に、インドのモディ首相が参列する方向で日印両政府が調整していることが分かった。モディ氏の来日が実現すれば今年5月以来となり、岸田文雄首相との会談も検討している。政府関係者が24日、明らかにした。 安倍氏は首相在任中、台頭する中国を念頭にインドとの関係を強化。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」を主導した。安倍氏が銃撃で死亡した際、モディ氏はいち早く国を挙げて喪に服すことを宣言した。 国葬をめぐり、政府は参列者数を6400人とする方針。モディ氏のほか、米国のハリス副大統領やオバマ元大統領をはじめ、各国要人が参列する方向で調整が進んでいる。