去る1月16日、あるサラブレッドの名前がネット上をにぎわせた。 同日に中山競馬場で行われた京成杯を制したオニャンコポン(牡3、美浦・小島茂之厩舎)だ。11着に終わったホープフルステークスからの巻き返しや、父エイシンフラッシュとの親子制覇というストーリー以上に注目を集めたのは、愛らしい猫を連想させるその個性的な馬名だった。 さらに同名のキャラクターが登場する大ヒット作品『進撃の巨人』のファンの間でも、オニャンコポンの活躍は話題に。“珍名馬”としてさまざまなニュースにも取り上げられた結果、重賞を初めて勝ったばかりの身でありながら、GI馬に匹敵するような知名度を得るに至ったのだった。 ◆◆◆ 馬主の田原氏は「『進撃の巨人』を愛読している」 馬主の田原邦男氏は、そもそも“珍名”のつもりで「オニャンコポン」と命名したわけではないと語る。 「秋華賞を勝たせてもらったブラックエンブレムを含め、今まで所有