米国カリフォルニア州ベイエリアはまるで火星にいるような朝を迎えた。サンフランシスコやオークランド、バークレーはオレンジと赤色の空に覆われ、遠くで猛威を振るう山火事の影響で灰が降り注いだ。 CNNの気象学者ジャドソン・ジョーンズは「山火事の現場近くで煙と灰がさらに濃くなると、日光が完全に遮断され真夜中のように暗くなることがある」と語った。 住民らは電気をつけ、真夜中のように真っ暗な空を見つめた。風が遠くから山火事の煙を運んでいた。山火事「クリーク・ファイア」と「ノース・コンプレックス・ファイア」はいずれも320キロメートル以上離れた場所で発生していたが、ベイエリアでもその影響を確認できる。オレゴン州セーラムなど別の場所でも同様に世界の終末を思わせる山火事が観測された。 2020年9月9日(水)午前9時47分、カリフォルニア州ミルバレー在住のパトリック・ケニフィックとダナ・ウィリアムズが同州ソ
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