日時:6月10日(金)16:30〜18:30(16:20開場) 会場:明治大学駿河台キャンパス リバティタワー7階(1073教室) 講師:赤川 学 氏(東京大学大学院人文社会系研究科准教授) 「人口減少社会を生きる:少子化を前提として」 2000年代以降,日本の少子化対策の目玉として,「男女共同参画」と「ワークライフバランス」が取り上げられることが多い。しかし統計を精査するかぎり,それらが出生率を高める効果をもつとはいいがたい。これらの政策によって少子化に歯止めをかけるのではなく,少子化を前提とした制度設計,社会構想こそが求められる。そのことについて,議論させていただきたい。 <講師プロフィール> 1967年生まれ。石川県出身。 東京大学大学院・人文社会系研究科・准教授。 主著に『子どもが減って何が悪いか!』(ちくま新書,2004),『構築主義を再構築する』(勁草書房,2006)などがある