FRBは近い将来にインフレが進行する可能性は低いと主張。一方で、特に消費財メーカーの経営者は、今後物価の上昇が進むとの認識を示している。 FRBのバーナンキ議長は9日の議会証言で「全般的なインフレ率は依然かなり低く、中長期的なインフレ期待は引き続き安定している」との認識を示した。 ただガソリンや、スターバックスSBUX.Oのコーヒー、マクドナルドMCD.Nのハンバーガー、ワールプールWHR.Nの洗濯機を買おうという消費者は、議長の発言に違和感を覚えるかもしれない。 フェデレーテッド・インベスターズのポートフォリオマネジャー、ローレンス・クリチュラ氏は「FRBの見解は、庶民の感覚からかけ離れているようにみえる」と指摘。 「値上げの動きは広がっている。ファストフードのドライブスルーやスーパーに行けば、すぐに実感できるはずだ」と述べた。 企業経営者からは、牛肉・綿花・銅などの商品価格上昇を受けて