農林水産省が先週の全国の野菜の小売価格を調査したところ、暖冬で生育が進み出荷が増えたことから、平年に比べてキャベツが34%安くなるなど、価格が安い状況が続いています。 農林水産省によりますとこの冬は気温が高い日が続いた影響で野菜の生育が進み出荷が増えていて、去年11月以降、野菜の価格が平年に比べ1割から3割ほど安い状況が続いています。 一方、今後の見通しについて農林水産省はことしに入り気温が低い日が続き野菜の生育が落ち着いてきたため、今月後半ころからは価格が平年並みに戻るほか、暖冬で野菜の生育が進み出荷を前倒ししている農家も多く、春ごろにかけて品薄が生じ価格が高値に転じる可能性もあるとしています。 東京・大田区のスーパーでは去年11月ごろからキャベツ、白菜、それに大根などが平年に比べて3割から5割ほど安い価格で販売されています。 買い物に訪れた30歳の女性は「ことしの冬は野菜が大きくて安い