ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者は、直近の1週間で4万人以上にのぼり、この時期としては過去10年で2番目に多くなっていることから、国立感染症研究所は、調理や食事前の手洗いを徹底するよう注意を呼びかけています。 1医療機関当たりの患者数を都道府県別に見ますと、宮城県が30.66人、三重県が24.91人、広島県が24.31人、奈良県が23.74人、東京都が20.24人などとなっていて、42の都道府県で前の週より増加しています。 ノロウイルスは感染力が非常に強く、激しいおう吐や下痢を引き起こします。 去年からは遺伝子の変異した新型も現れていますが、ことしはこれまでのところ、従来型のものが多くなっています。専門家は、石けんを使った手洗いを徹底することや、吐いたものや便を処理する際は次亜塩素酸ナトリウムを含む市販の漂白剤などを使って消毒するよう注意を呼びかけています。 ノロウイルスに詳しい北