モルガン・スタンレーのコモディティー部門の最高幹部2人が退社する。チャットアプリ「ワッツアップ」などを使用し、コミュニケーションツールに関する規則に違反したことが判明したと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。 社内の問題だとして関係者が匿名を条件に述べたところによると、コモディティーの世界責任者ナンシー・キング氏と、コモディティー・トレーディング責任者のジェイ・ルーベンシュタイン氏が退社する。モルガン・スタンレーはコメントを控えた。 モルガン・スタンレーはゴールドマン・サックス・グループ、 JPモルガン・チェース、 シティグループと並んでウォール街で最大のコモディティーディーラーの1社。 関係者によれば、ワッツアップなど許可されていない電子通信手段を両幹部が使用していたことをモルガン・スタンレーは突き止めた。不正行為は見つからなかったが、そうした通信手段の使用は社内規則に違反していたと