イエレン財務長官、現在の米経済はリセッションの条件満たしていない Christopher Condon イエレン米財務長官は2四半期連続でマイナスとなった米国内総生産(GDP)について、経済がリセッション(景気後退)に陥っていることを証明するものではないと述べた。 本当の意味でのリセッションとは「広範囲に及ぶ経済の弱まり」だとイエレン氏は28日の記者会見で説明。「現在そういう状況は見られない」と述べた。この日発表された4-6月(第2四半期)実質GDP速報値に言及した発言。 現在の米国では雇用創出と力強い家計、個人消費の増加と企業の成長がみられるとイエレン氏は指摘。第2四半期に雇用者数が110万人増加したことを挙げ、過去のリセッション局面の最初の3カ月に平均24万人の雇用が失われたのとは極めて対照的だと述べた。 イエレン氏はインフレ率が依然として高すぎ、これを下げることが政府の最優先事項だと