阪神タイガースの18年ぶりのセ・リーグ優勝は、日本株にとって「新たな強気相場」のシグナルかもしれないと、SMBC日興証券のチーフテクニカルアナリスト、吉野豊氏はみている。 プロ野球のタイガース球団の優勝は約20年周期で、日本の建設循環や日本株の20年周期と一致すると、吉野氏は19日付リポートに記した。 2003年と05年にタイガースが優勝した際は、金融危機が収束して経済が最悪期を脱し始める中、日経平均株価は07年にかけて大きく上昇したと吉野氏は指摘。1985年の優勝の際も、世界的なインフレが収まった後、急激な円高を乗り越えて株価は上昇したという。