当座預金残高、過去最高へ=日銀の緩和実施に逆風 当座預金残高、過去最高へ=日銀の緩和実施に逆風 日銀は22日、民間金融機関の手元資金量を示す日銀の当座預金残高が週明け25日に42兆5900億円となり、過去最高を更新するとの見通しを明らかにした。市場には一段とお金があふれることを意味し、日銀が決めた金融緩和手段の実行はさらに難しくなりそうだ。 同残高は20日からの3日間で、10年物長期国債の大量償還などで9兆2500億円も増加。日銀の国債買い入れによる資金供給もあり、週明けにはさらに4900億円増える見通しだ。(2012/06/22-21:03)
1オンス金貨、女性に人気=将来不安も背景? 1オンス金貨、女性に人気=将来不安も背景? 10万円台で買える1オンス(約31グラム)金貨が、女性を中心に静かな人気を集めている。景気の先行き不透明感に加え、年金問題などで将来への不安が強まっていることが、手の届く範囲で金を購入する動きにつながっているようだ。 金販売大手の田中貴金属工業(東京)の2011年1〜11月の金貨販売数は約22万個と、既に10年1年間の販売数の2倍近くに達した。このうち約7割は1オンス金貨で、購入者は女性が多いという。 金価格は11年秋にかけ、欧州債務問題など世界的経済不安を背景に急上昇。その際、金を使った宝飾品をリサイクルショップなどに持ち込む現象が全国で見られた。今回は、こうした換金売りで得た現金を金貨に「再投資」する女性をはじめ、「初めて金を購入する客が多い」(田中貴金属)のも特徴だ。 金は株式など他の金融商
信頼揺らぐも恩恵多く=ユーロ現金流通から10年 信頼揺らぐも恩恵多く=ユーロ現金流通から10年 【フランクフルト時事】欧州単一通貨「ユーロ」の現金流通から、2012年1月で10年が経過する。債務危機の嵐が吹き荒れる中、ユーロの信頼も大きく傷ついた。それでも、導入済みの17カ国はユーロから多くの利益を享受しており、今後もユーロと共に欧州統合を進めていく方針だ。 ◇マルクより安定 債務危機国をはじめユーロ圏全体に厳格な財政規律を求めるドイツ。第1次世界大戦後のハイパーインフレの苦い経験を持つ同国は、物価安定に敏感だ。ユーロ導入後の同国のインフレ率は平均で年1.5%と、独マルク時代を下回っており、「ユーロはマルクより安定した通貨」(ワイトマン独連邦銀行総裁)と、ユーロの信頼性を強調する。 また、ドイツの輸出の4割はユーロ圏向け。輸出大国ドイツは、為替リスクなしの貿易を可能にするユーロの恩恵
日銀、追加緩和を決定=資産買い入れ5兆円増額−円高や欧州問題に対応 日銀、追加緩和を決定=資産買い入れ5兆円増額−円高や欧州問題に対応 日銀は27日の金融政策決定会合で、歴史的な水準の円高や欧州債務問題の混乱による景気の下振れ懸念に対応するため、追加金融緩和を決定した。金融資産の買い入れを5兆円増額し、市場への資金供給のための基金の総額を55兆円とする案を8対1の賛成多数で可決。政策金利は年0〜0.1%とする事実上のゼロ金利を全員一致で据え置いた。 追加緩和は、基金の10兆円増額を決定した8月4日以来。反対した宮尾龍蔵審議委員は基金を10兆円増額するよう提案し、1対8で否決された。 今回は、買い入れる対象を長期国債のみとし、企業が長めの資金を借り入れる際の金利の押し下げを狙った。 記者会見した白川方明総裁は「(欧州情勢は)8月の段階で織り込んだリスクが現実に顕在化してきている」と指摘
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