東急不動産(東京)が仙台市青葉区のさくら野百貨店仙台店を含むJR仙台駅西口で計画していた再開発事業を断念していたことが28日、分かった。計画対象の不動産の取得時期はいずれも、土地が高騰していた2008年のリーマン・ショック前で、再開発しても収益の確保が難しいと判断したとみられる。 同社はさくら野仙台店の土地の約8割を所有していたが、14年12月にファンドに売却。今月31日には、北隣の仙台東洋ビルの土地と旧朝日屋ビル跡地の計1095平方メートルを別のファンドに売却する。いずれも売買金額は非公表。 閉館した仙台東洋ビルと旧朝日屋ビル跡地については、さくら野仙台店の土地売却後も自社で開発する道を模索していた。 全ての開発を断念した理由について、同社の担当者は「建築費の高騰などから事業の採算性が見込めなくなった」と話した。 同社は06年9月、仙台東洋ビルを取得したのを皮切りに、07年4月に
![「収益確保困難」仙台駅西口の再開発を断念 | 河北新報オンラインニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/dce44261dc9b9dd57013ebe9f88f61be30571c10/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.kahoku.co.jp%2Fimg%2Fnews%2F201508%2F20150829_059001ja.jpg)