「デザイン経営」の必要条件として、デザインの最高責任者(CDO)を置くこと、事業戦略構築の最上流からデザインが関与することが指摘される。ビズリーチで初のCDOに就任した田中裕一氏に、その意義を聞いた。 文・矢島進二 日本デザイン振興会 デザイン経営を実践する ビズリーチは、即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」を始め、戦略人事クラウドサービス「HRMOS(ハーモス)」など、人事や経営に関わる多数の事業を運営する会社だ。創業は2009年、現在は1,300人を超える従業員を擁する規模に急成長をしている。 規模が拡大しているが故に、体制の見直しと、経営の最適化を目的に、同社へ2017年4月に移籍し、今年8月にCDO(チーフ・デザイン・オフィサー)に就任したのが田中裕一氏だ。CDOは経営幹部ポストの一つで、プロダクト、ブランド、コミュニケーションなどクリエイティブ領域の執行に対する権限と
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