ブックマーク / el.jibun.atmarkit.co.jp (6)

  • 罪と罰(45) ずっとお城で暮らしてる:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 どんな業界にも独特の用語というものがある。IT業界で使われるエビデンスやアサイン、ミッションクリティカルなどの単語は、業界外の人が耳にしても、すぐには意味がわからない言葉ではないだろうか。私自身、友人たちと旅行相談をしている時に「そのスケジュールじゃバッファなさすぎじゃない?」と発言して、一斉にきょとんとされた経験がある。 もちろん自動車業界にも業界用語は存在している。IT業界より歴史が長い分、数も種類も豊富かもしれない。東雲工業は自動車部品メーカーなので、社内で交わされる会話や文書、メールに、それらの業界用語があたりまえのように使われていた。初めて「号口」という単語をメールの中に発見したとき、てっきり誤変換か誤入力だと思ったものの、では正しい単語は何なのか想像もできなかった。

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    ermine_twitter 2014/05/19
    本題はさておき「号口」が「ごうくち」なのか「ごうろ」なのかすらわからなかった…。「ごうくち」が正解なのね。
  • 罪と罰(33) 恐怖の報酬:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 これから話すことは――少なくとも今年いっぱいは――他言無用、と念押しし、私たちが全員うなずくのを確認した後、瀬川部長はゆっくりと話し始めた。 もう何年もうちの会社の業績が落ち続けているのは、全社員が痛いほど認識している通りだ。来ならとっくにAS/400などのメインフレーム開発から、Webシステム開発にシフトしていて然るべきだったのだが、CS、公事の両部門の反対、とまではいかなくても、消極的な態度から実現してこなかった。むしろ、Webシステム開発部をコスト部門として切り捨てる道を選ぼう、という意見が大勢を占めていたのだ。瀬川部長はCS部の部長も兼務しているから、その意見を押しとどめていたものの、Webシステム開発部の連続した赤字、という事実は、いかんともしがたくのしかかっていた。

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    ermine_twitter 2014/02/17
    学生の頃プロミュージシャンの方のクリニックを受けた時によく「社会人になったら感謝の気持は金で表わせ」と冗談半分に言われたけど、基本は本当にそうだと思う。制作費下がりっぱなしの某業界もその点が心配。
  • 罪と罰(15) ラストチャンス:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 「忙しいんですがね」武田さんは腕を組んで、五十嵐さんに非友好的な視線を向けた。「どんなご用でしょうか?」 「シノハラさんの件だ。俺は君に言ったはずだな。仕様書作成は必要最小限度にとどめて、実装の方を進めろと」 「ああ、そんなこともあったかもしれませんね。何しろ忙しいもんで。それが何か?」 「箕輪さん」五十嵐さんは私の方を見た。「こいつに、さっきの電話について話してやれ」 何もこんな対決の構図を作った上で、私に話させなくてもいいのに。そう恨みがましく思ったものの、いずれ話さなければならないことには違いない。私は小さく咳払いすると、川原田さんからの電話について、できるだけオブラートに包んだ表現を使って武田さんに説明した。 「......というわけです」 「そうか」武田さんは大したこと

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    ermine_twitter 2013/10/07
    "…規模が大きくなればなるほど、保守的になる。気にするのは、どんな技術を身につけるか、なんてことより、客から責任を追及されないように、やたらにドキュメントやら承認フローなんかを複雑にすることばかりだ"
  • 冷たい方程式(8) 細部に宿るのは神か悪魔か:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 9月の最後の週。来週から下期だというのに、秋が近づいてくる気配すらない。同じように設計フェーズの終わりも見えてこなかった。 スケジュール通りであれば、すでに詳細仕様書は全て完成していて、渕上マネージャの最終チェックの後、実装に入っているはずだった。もちろん、そんな無茶苦茶なスケジュールを遵守できるわけがなく、10月1日時点で完成している仕様書は、わずかに8画面分だけだった。 遅れている理由は、渕上マネージャの要求水準が、あたしたち関係者全員の予想をはるかに超えて厳しかったからだ。 9月中旬、ホライゾンシステムが作成した最初の画面の仕様書一式がメールで届いたので、あたしは簡単に中身を確認した後、プリントアウトを渕上マネージャに渡した。 「チェックお願いします。職位マスタメンテナンス

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    ermine_twitter 2012/03/05
    いるねえ、こういう人…。
  • 人形つかい(4) 実現不可能な仕様を実現する方法:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 他人を評価する際、第一印象を重視する人としない人がいる。ぼくはこれまでどちらかといえば前者だったし、だいたいのところ、その方法は有効だった。公言したことはないが、人を見る目はそれほど曇ってないんじゃないか、とも思っている。ところが、エースシステム横浜第1開発室システムエンジニアさんと仕事をしていくにつれて、その自信が揺らいでいくことになった。 橋さんの第一印象は、真面目で仕事熱心な好青年、だった。技術的には不安要素があるものの、単なる経験不足でしかないと思えたのだ。ぼくのカンは、橋さんを「いい人」リストに追加していた。 橋さんが誇らしげに出してきた設計書を見るまでは。 東海林さんとぼくは、エースシステム社内に用意された小さな開発室で、数日前から開発作業を開始したところだ

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    ermine_twitter 2011/06/14
    すごいなあ。マクロで作って「これ全社に配ってください」って頼んだほうが良さそうだ。
  • 高慢と偏見(終) エピローグ:Press Enter■:エンジニアライフ

    ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。 私は予定どおり、9月末をもって新部品調達システム開発プロジェクトを後にした。苦楽をともにした開発メンバーと別れるのは寂しいが、正直なところ、これ以上、あの時代に逆行したような開発を続けずに済んで、心の底からほっとしている。 アツコさんとは、たまにメールを交換していたが、アツコさんの契約が年末で終了すると同時に、それも次第に疎遠になっていった。 冬が過ぎて、春がやってきたころ、K自動車の新部品調達システムが完成したという話を、営業の黒野から聞いた。 「へえ、やっと完成したの」 私は気のない返事をした。もともと新年にカットオーバーの予定だったから、まるまる四半期分の遅れが出たことになる。 「完成したのはしたんだがな。最初からトラブル続きみたいだな」 黒野も詳しいことは知らなかったので

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    ermine_twitter 2011/02/21
    個人的に注目していた連載「高慢と偏見」が完結。いろいろ考えさせられる話だった。
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