イギリスの現代美術雑誌『ArtReview』が毎年発表している、アート界でもっとも影響力のある100組のランキング「Power 100」。その2023年版が公開された。 『ArtReview』のPower 100は、世界中のアート関係者40名からなる審査委員会の意見をもとに選出されるもので、審査委員会は「過去12ヶ月間に活躍した人物であること」「彼らの活動が現在のアート界を形成していること」「彼らの影響力がローカルなものではなく、グローバルなものであること」という3つの基準を設けている。 今年1位に輝いたのは、アーティストのナン・ゴールディンだ。ゴールディンは、自身が陥ったオピオイド中毒について、事態改善を訴える団体「P.A.I.N」を設立。オピオイドの普及のきっかけをつくったサックラー一族の名を冠するメトロポリタン美術館「サックラー・ウィング」で抗議行動を行うなど、この問題について闘い続
