東京オリンピックのサッカー会場で、大会に向けて準備が進められる宮城スタジアム=宮城県利府町で2021年7月11日、和田大典撮影 東京オリンピックは、首都圏1都3県に加えて北海道と福島県が無観客開催を決め、観客を受け入れる宮城県、静岡県、茨城県(学校連携観戦に限定)と対応が分かれることになった。「有観客」を決めた宮城県などには、他の自治体や県内外の人たちから、完全無観客を求める風当たりが強まっている。 「1万人を上限とする観客数で、予定通り試合を行ってもらいたい」。宮城県の村井嘉浩知事は12日の定例記者会見で、宮城スタジアムで開催されるサッカーについて、改めて観客を受け入れる方針を示した。 その根拠の一つとしたのが、県内でプロ野球やサッカーなどの試合が開催されていることだ。同県には現在、まん延防止等重点措置も適用されていない。「五輪のサッカーを楽しみにしている人が観戦できないのは、極めて不平