KDDIが開催した記者発表会では,顧客情報の流出が発覚した経緯と,これまでの管理体制に対しても説明があった。 顧客情報の漏えいが発覚したのは,5月30日。同社の個人情報開示相談室に,顧客情報を入手した旨の電話連絡が入った。翌日の5月31日,流出したデータの一部と見られる40万件の個人情報がKDDI本社の受付にCD-ROMで届けられたという。 同日,小野寺正社長を本部長とする対策本部を設置。届けられたデータを調査したところ,同社の顧客情報であることが判明した。その後,6月8日には流出した全データがUSBメモリーで届けられ,約400万件の顧客情報が流出したことを確認したという。警察の捜査の関係上,情報を持ち込んだ人間の素姓は明らかにしていない。 流出したのは,同社のインターネット接続サービス「DION」に申し込んだ顧客情報を管理するシステムに格納されたデータ。同システムに接続できる開発保守用の
KDDIの小野寺正代表取締役社長兼会長 KDDIのインターネット接続サービス「DION」に登録された個人情報約400万件が流出していたことが明らかになった。2003年12月18日までに、DIONへの申し込みをした399万6,789人分の個人情報が流出しており、現時点ではこれ以外の個人情報流出は確認されていない。流出した情報を悪用した事例も確認されていないという。KDDIの小野寺正社長は「ご迷惑とご心配をかけた」と謝罪するとともに、流出経緯などを詳しく調べ、再発防止策を講じていく考えだ。なお、今回の流出にともない、職業不詳の男2人が、KDDIへの恐喝未遂容疑で警視庁に逮捕されている。 今回の問題が発覚したのは今年5月30日。同社に対して「個人情報を入手した」との電話連絡があり、翌31日には個人情報の一部という約40万件のデータが入ったCD-ROMが本社受付に持ち込まれた。KDDIが情報を精査
KDDIは13日、「DION」の顧客情報約400万件が流出したことを受け、小野寺正代表取締役社長兼会長らが記者会見し、顧客に謝罪するとともに、流出が発覚した経緯などを説明した。 ■ 流出したのは、2003年12月18日当時登録されていた顧客情報「すべて」 まず、流出した顧客情報については、KDDIがデータを解析した結果、2003年12月18日以降のデータが含まれていないことがわかった。流出した時期は特定できていないものの、解約者も含み、当時登録されていたすべての顧客情報であることを確認したという。 なお、警視庁では13日、流出した顧客情報をもとにKDDIに現金を要求していた男性2人を恐喝未遂の容疑で逮捕したと発表。その中で、男性らは、KDDIの顧客情報440~450万件が含まれるデータを入手したとされている。KDDIによれば、内容を照合した結果、二重登録されていた顧客もおり、最終的に399
KDDIは6月13日、ISP「DION」ユーザー399万6789人分の氏名、住所、連絡先電話番号が外部流出していたことを確認したと発表した。情報は、2003年12月18日までにDIONに申し込んだ全ユーザー分で、任意登録項目だった連絡先メールアドレス(44万7175人分)、性別(2万6493人分)、生年月日(9万8150人分)も流出した。口座番号などの信用情報や、DIONのメールアドレス、パスワード、通信記録などは流出していない。 情報を収録したCD-ROMなどが外部から持ち込まれ、流出が発覚した。警視庁は同日、KDDIに情報を持ち込んで現金を脅し取ろうとした疑いで、男2人を恐喝未遂容疑で逮捕した(関連記事参照)。 ISPの個人情報流出事件としては、2004年2月に発覚した「Yahoo!BB」の451万人に次ぐ規模。 KDDIの小野寺正社長同日、都内で会見し、「ご迷惑をかけて申し訳ない」と
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